バックナンバー

第310号

 

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  科博メールマガジン第310号           

    発行日:2009年5月21日           

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 メールマガジンを始めてから5月18日で7年目を迎えました。これまで、ご

登録いただいた皆様に様々な情報を配信できるよう努めてまいりました。これ

からも「情報の窓口」の一つとして、多くの方に楽しんでいただけるものを作

っていきたいと思っています。また、日頃ご感想や当館に対する熱い思いをメ

ール等でお送りいただきありがとうございます。

 当館のホームページでは、メールマガジンのバックナンバーを第1号より載

せています。特に最近ご登録された方は、少しずつお読みいただければと思い

ます。



詳しくは下記をご覧ください。

http://www.kahaku.go.jp/userguide/mailmagazine/backnumber/index.php

  

 ※ 科博メールマガジンは、国立科学博物館が毎週木曜日に発行しています。

 ※ このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。

  

▼- 目 次 -▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼



 ■ 館長室から  「研究活動の外部評価」 

 ■ エッセイ   「少し話題のサナダムシ」

 ■ 上野の鳥 「カワウのコロニー消滅のため? セイタカシギ登場」 

 ■ お知らせ



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◆ 館長室から ◆  

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 研究活動の外部評価



                    国立科学博物館長 佐々木 正峰

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 当館は、自然史、科学技術史に関する中核的な研究機関としての役割を果た

しています。大学等におけるこの分野の研究が縮小しつつあるとき、実証的研

究を着実に進め、ナショナルセンターとしての機能をより一層発揮することが

求められます。これに応えるためには、研究活動について適切に評価し、必要

な改善を効果的に行っていくことが肝心です。このようなことから当館は、研

究活動に関しピュアレビューによる評価を行うこととし、平成20年5月に20名

の委員から成る外部評価委員会を設置しました。



 評価においては、当館が作成した評価資料(自己点検)に基づく書面評価と

現地視察・ヒアリングを踏まえ、各委員が専門分野について評価シートを作成

し、それを基に分野ごとに分野別評価を行うとともに、委員会で総合評価を行

いました。評価結果の報告は、平成21年3月に公表されました。



 総合評価は、使命、研究組織、研究活動、標本資料の収集・保管とデータベ

ース、展示・学習支援活動、後継者養成、学会等社会貢献、まとめにより構成

されています。



 まとめでは、当館の研究活動について、「現状の制約の下では、総じて成果

をあげ、健闘している。国内のリーダーシップを発揮している分野もある。こ

のように国内的には高いレベルにあるが、現状では、外国の主要な博物館等に

比して必ずしも高いとは言えない」と結論されています。この評価は、急激な

自然の変貌と科学技術の発展に直面している今日、当館の役割が急速に重要性

を増し、最近の研究開発法人としての指定もその反映であるとの認識に立って

のものです。当館は、この評価を重く受け止め、ナショナルセンターとして、

また世界をリードする研究機関として、研究活動の一段の活性化、高度化に努

めていきます。



 そのための具体的な指摘を研究面でみると、経常研究の着実な推進、評価・

統括システムの導入によるプロジェクト研究推進体制の整備、研究部等や研究

支援組織の改組、国内外の大学・研究機関との連携の強化等があります。標本

資料面では、収蔵庫の拡充等適切な保管態勢の整備、大学等からの受入れ等外

部との連携、統合データベースの全館的運用等が課題です。さらに、後継者養

成機能の強化、館内誌の査読化の促進、国内外の学会への貢献等も取り上げら

れています。研究者個々人の研究、組織体としての総合的な研究等の充実強化

のためには、いずれも不可欠な指摘であり、工程表を作成し、できるものから

速やかにかつ確実に実施に移していきます。



 委員会は、当館を、科学技術創造立国を標榜する我が国の知的基幹施設(知

的基盤を担う基幹施設)とし、先進諸国の同様な施設と比較し、標本資料の保

存管理施設やその整理を専門的に行う常勤職員の重要性と緊急性等について、

外部評価付帯特記事項として言及しています。フロントランナー国の一員を自

負し、国際水準を達成するために最も基本となる基盤整備についての指摘であ

り、広く理解と支援を得ることの必要性を改めて痛感しています。





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◆ エッセイ ◆  

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 少し話題のサナダムシ



                        動物研究部 倉持 利明

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 日本海裂頭条虫は扁形動物門条虫綱に属する寄生虫で、サナダムシと総称さ

れるもののひとつです。本種はヒトに寄生するため、日本海裂頭条虫症として

日本と韓国から患者さんが報告されてきました。症状は一般におだやかで下痢

をする程度ですが、便と共に長い紐のような片節が排泄されるので患者さんは

びっくりされるようです。駆虫は良い薬があるので容易です。



 しかし最近、これまで症例がなかったフランス、スイス、カナダ、そしてニ

ュージーランドから患者さんが相次いで報告されました。これは明らかに、物

流の迅速化と世界的な魚食嗜好の高まりを反映しています。日本海裂頭条虫の

幼虫は、数種のサケ科魚類の筋肉内にすみ、これを生きたままヒトが食べると

小腸内で成虫になります。つまり、物流の発達により生の魚が諸外国に流通す

るようになり、それらを寿司や刺身で人々が食べている、と言うことになりま

す。



 本症の原因となるサケ科魚類は、サクラマス、カラフトマス、シロザケです

が、そのうちシロザケについては古い記録があるだけで、日本の川を遡上する

シロザケには幼虫が見つからないことから長い間疑問視されてきました。しか

しこれも最近の研究により、極東ロシアのアムール川を遡上するシロザケには

頻繁にその幼虫が見られ、極東ロシアではシロザケとヒトまたはヒグマの間で

生活環が成立していることが解りました。

 豚インフルエンザのように、世界的な驚異をもたらすものでは決してありま

せんが、サナダムシをめぐる最近の話題を紹介しました。



http://www.kahaku.go.jp/research/researcher/researcher.php?d=kuramoti





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◆ 上野の鳥 ◆  

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 カワウのコロニー消滅のため? セイタカシギ登場



                   文京区役所 渡辺 浩(友の会会員)

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 5月4日に上野動物園に行ってきました。「みどりの日」で入園無料という

こともあり、ものすごい人出でした。入園してまず驚いたのが、カワウのコロ

ニーがなくなっていたことです。たぶん工事の途中なのでしょう。園内の不忍

池(鵜の池)の島にあったカワウの巣やコンクリートの偽木はすべて撤去され、

地面がむき出しになっていました。さらに驚いたのは、そこにセイタカシギが

いたことです。



 セイタカシギは、体が白くて翼が黒い、細長い嘴と極端に長いピンク色の足

を持ったスマートな鳥です。今回観察したのは、頭頂部から首の後ろが黒い雄

の個体です。私の記憶が確かならば、上野動物園では近い仲間の「シロエリセ

イタカシギ」や「ソリハシセイタカシギ」は飼育されていますが、「セイタカ

シギ」は飼育されていないはずです。園内にはガンやペリカン等放し飼いにな

っている鳥も多いので、念のため案内所の人に確認してもらったところ「檻に

入っていなければ野生」とのことでした。また、足にカラーリング(足環)は

なく、シジュウカラガンに追いかけられたときに飛んで逃げたことで、飛行能

力があることを確認したため、野生のものに間違いないようです(千葉の動物

園から逃亡したアフリカハゲコウの例もありますが…)。



 セイタカシギは、日本国内にも分布していますが、主に干潟や湿地、埋立地

等で見られます。東京周辺では、葛西臨海公園や東京港野鳥公園(東京都)、

谷津干潟(千葉県)等で観察できます。しかし、上野のような都会の真ん中に

飛来することは、かなり珍しいことだと思います。セイタカシギの営巣場所は、

見通しのよい砂や泥の荒れ地で、淡水の池や水たまりのある場所なので、カワ

ウがいない現在の不忍池(鵜の池)は、彼らにとって絶好の環境だと思います。

今回観察したセイタカシギも、営巣場所を求めて上野にやって来たのかも知れ

ません。





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◆ お知らせ ◆  

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【中高生・アフタースクールプログラム参加者募集!】

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 昨年度に続き国立科学博物館では、中高生を対象に博物館で継続して科学的

な探究学習を行い、その成果を展示にして発表をする「中高生・アフタースク

ールプログラム」を実施します。

 内容は「科博で展示作り テーマはエネルギー」。「エネルギー」について

様々な切り口で探究学習を行い、その成果を一般の人に分かりやすく伝えるた

めに展示を作り、国立科学博物館に展示します。

 理科が好きな人や博物館が好きな人はもちろん、絵を描くことや工作するこ

とが好きな人など、いろいろな人を大募集!



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

【開催期間】 夏休みと日曜日を中心に下記の14日間の継続活動です。

平成21年7月29日(水)、8月5日(水)、8月12日(水)、8月23日(日)、

8月30日(日)、9月6日(日)、9月13日(日)、9月20日(日)、9月21日

(月祝)、10月4日(日)、10月11日(日)、10月12日(月祝)、11月8日

(日)、11月29日(日) (予定)

【対  象】 7月から11月の間に継続的に国立科学博物館で活動できる中学生・

高校生

【参 加 費】 5,000円(教材費、保険料等)

【申込方法】 参加ご希望の方は、郵送又はメールで担当宛にお申し込み下さい。

      (1)氏名、(2)住所・電話番号、(3)学校名、(4)学年、

(5)メールアドレス、(6)所属している部活動やサークルが

あれば教えてください。(7)作文:プログラムに参加しようと

思った動機、やってみたいこと等(300〜500字程度)(8)あら

かじめ参加できない日がある人はその日をお知らせ下さい。

【締  切】 7月1日(水)必着 (参加決定通知は7月8日頃の予定です)

*申込多数の場合選考を行います。(全ての日程に参加できる人

を優先します。)

【申込み・ 

問合せ先】 国立科学博物館 学習企画・調整課「アフタースクールプログラ

ム担当」

     〒110−8718 東京都台東区上野公園7−20

e-mail: a-school@kahaku.go.jp



 プログラムの詳細は下記WEBページをご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/learning/schoolchild/a_school2009/index.html



 昨年度(2008年)の活動紹介のページ

 http://www.kahaku.go.jp/learning/schoolchild/a_school/index.html





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【ルーシーと私の楽しむカガクの時間2009@サイエンスミュージアム】

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 今年も開催!女子中高生のためのカガクするイベント。カガクするってかっ

こいい、そう思ったら参加しよう!3つのイベントをぞくぞく開催!



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☆イベント第1弾☆  

「植物園スペシャルラリー・生物多様性ってなんだろう!?」



 身近なものから珍しいものまで、植物は豊かな多様性を持っています。「多

様性」ってなに?そう思ったあなた、植物園で植物に囲まれながら、植物研究

部の堤千絵先生と一緒に「生物多様性」の世界をのぞいてみましょう。先生の

研究の話や、学生の頃の話なども色々楽しく聞くことができますよ!



【会  場】 筑波実験植物園(茨城県・つくば市)

       ※集合は国立科学博物館上野本館、専用バスで筑波へ向かいます。

【開 催 日】 平成21年6月28日(日)

      (午前8時30分 集合〜午後4時 上野解散予定)

【対  象】 女子中高生のみなさん 事前申込制:定員 30名

【締  切】 平成21年6月12日(金)(消印有効)

【申込方法】 下記のお問合せ先へ、電子メールまたは往復ハガキで、申込時

記入内容1〜10を記入してお送りください。



【申込時記入内容】

(1)イベント名 (2)住所 (3)電話番号 (4)氏名 (5)年齢 

(6)学校名 (7)学年 (8)参加人数 (9)「理系」や「科学」に関

係ある仕事に対するイメージ(10)研究者に聞いてみたいこと

※ グループでの参加の場合は、参加者全員分の(1)〜(10)を記入ください。



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☆イベント第2弾☆ 「神秘のナイトミュージアム・博物館を探検しよう!」

【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

【開 催 日】 地球館バージョン 日本館バーション 7月下旬

                  

☆イベント第3弾☆ 「収蔵庫たんけん・実際の研究現場へGo!」

【会  場】 国立科学博物館 新宿分館

【開 催 日】 平成21年8月下旬



イベント詳細は、決まり次第チラシやWEBサイト↓にてお知らせしています!

ホームページ  http://www.kahaku.go.jp/event/2009/07lucy/index.html



【主  催】 国立科学博物館(科学技術振興機構(JST)「平成21年度女

子中高生の理系進路選択支援事業委託業務」)

【問 合 せ】 国立科学博物館 「女子中高生楽しむカガクの時間」係

       〒110−8718 東京都台東区上野公園7−20

       e-mail:lucy2009@kahaku.go.jp 





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【国立科学博物館サイエンスコミュニケータ養成実践講座

受講生募集のお知らせ】

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 国立科学博物館で行っているサイエンスコミュニケータ養成実践講座の第4

期生の受講生を募集しています。夏期に行われる「サイエンスコミュニケーシ

ョン(SC)1」にあなたも参加してみませんか?



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園) 

地球館・日本館・多目的室など

【開講期間】 平成21年7月21日(火)〜平成21年8月31日(月)

       (SC1:上記期間の内の17日間,全36コマ)

【対  象】 大学院生

       *社会人(学芸員・教員等)の方の受講希望については相談に

応じます。

【参加費用】 一科目 60,000円

       (国立科学博物館 大学パートナーシップ入会大学の学生は、

       30,000円)

【応募方法】 ホームページ上の専用応募フォームからお申し込みください。

       (“サイエンスコミュニケーション1”のみの募集になります)

【申込締切】 平成21年6月19日(金)



詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.kahaku.go.jp/learning/university/partnership/02.html





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【ホットニュース第23回速報をアップしました】

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 『目が離せない恐竜発掘・研究事情』を公開しました。



 今回の概要

 日本で、世界で、2008年以降新たに発見・発表された、最新の恐竜情報をお

届けします。



 ホットニュースとは、新聞やテレビのニュースなどで話題になっている科学

関係のニュースや、国立科学博物館の研究者が関わった研究・発見のニュース

の中から、ひと月に2回程度テーマを選んでご紹介するコーナーです。

 普段難しく感じられがちな科学ニュースを分かりやすく解説します。

 国立科学博物館ならではの、親しみやすい科学ニュース解説にご期待くださ

い。



 詳しくは下記をご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/index.php





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【特別展「大恐竜展〜知られざる南半球の支配者〜」】

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 1998年に開催した特別展「大恐竜展〜失われた大陸ゴンドワナの支配者」の

テーマを引き継ぎ、これまで謎に包まれてきた南半球の恐竜の化石及び標本80

点以上を一挙公開し、飛躍的に進んだ新しい発見・研究の成果が一堂に集結し

ます。世界に先駆けて日本で公開される「マプサウルス」(アルゼンチン)は、

世界最大級の肉食恐竜です。しかも今回は、成体と幼体が同時に見られるとい

う、大変貴重な機会でもあります。全長約13メートルの獰猛な姿と、仲むつま

じい親子の情愛から、いったい何が見えてくるのか。ぜひ、ご自身の目で確か

めてください。さらに世界最古の恐竜のひとつとされる「スタウリコサウルス」

(ブラジル)、500本もの歯を持つ「ニジェールサウルス」(アフリカ・ニジェ

ール)など、恐竜ファンのみならず必見の展覧会です。



【会 場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

      地球館地下1階特別展示室及び特別展第2展示室

【開催期間】 平成21年3月14日(土)〜6月21日(日)

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)。

入館は各閉館時間の30分前まで。

【休 館 日】 毎週月曜日

【主 催】 国立科学博物館、読売新聞社



詳しくは下記をご覧下さい。

http://dino2009.jp/index.htm





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【「月の石」の常設展再公開とミニ企画展「名物展示 月の石」開催】

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 1970年より国立科学博物館で常設展示され、上野本館のリニューアルのため

収蔵庫に保管されていた「月の石」を、再度常設展示します。この機にあわせ、

名物展示として月の石にまつわる話を関連資料で紹介するミニコーナーを期間

限定で設けます。



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

地球館地下3階 天文コーナー内

【開催期間】 平成21年3月17日(火)〜 平成21年9月6日(日)

※月の石は上記期間終了後も常設展示として公開します。

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)

       入館は各閉館時刻の30分前まで。

【休 館 日】 毎週月曜日及び6月30日(火)、7月1日(水)

※特別展等により変更することがあります。



詳しくは下記をご覧ください。

http://www.kahaku.go.jp/event/2009/03moon/index.html





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【企画展「クレマチス展」 (会場:筑波実験植物園)】

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 今回の企画展ではカザグルマ5系統が加わり計35系統を展示し、数年後にダ

ムにより水没する群馬県長野原川原湯温泉の自生地から保全の為に移植した約

30株の一部が薄いブルーの花をつけ始めました。

 当園のクレマチス園は、原種を含め約200種類、1,200株を地植えで維持管理

しており、日本では有数の観賞展示会場であり、土壌改良により例年以上に良

く育っています。この展示会場は、クレマチス展期間中のみ一般に公開してい

ます。

 入口の教育棟では「日本の野生クレマチス写真展」も開催しております。

ぜひご来園下さい。



【会 場】 国立科学博物館 筑波実験植物園(茨城県・つくば市)

【開催期間】 平成21年5月2日(土)〜平成21年6月7日(日)

【開園時間】 午前9時〜午後5時00分まで開園を30分延長致します。

       (入園は午後4時30分まで)

【休 園 日】 5月7日(木)、5月11日(月)、5月18日(月)、5月25日(月)、

       6月1日(月)

【主  催】 国立科学博物館 筑波実験植物園

【協  力】 日本クレマチス協会



●セミナー情報●

      

       5月24日(日)午後1時〜2時30分

      「クレマチスの花の色を探る」

        講師:筑波実験植物園 岩科 司

       5月24日(日)午後3時〜4時30分

「クレマチスの園芸文化史」

        講師:日本クレマチス協会長 竹内 博



詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.kahaku.go.jp/event/2009/05clematis/





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【企画展「琉球の植物」 (会場:筑波実験植物園)】 <予告>

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 「企画展 琉球の植物」が5月24日から筑波実験植物園にて開催されます。

企画展では琉球列島の亜熱帯に生きる植物、そして植物とヒトとのかかわりを

紹介します。 なお、本展は5月17日まで上野の国立科学博物館で開催された

企画展の第二弾です。 見逃された方は是非このチャンスにお越しください。



【会 場】 国立科学博物館 筑波実験植物園(茨城県・つくば市)

【開催期間】 平成21年5月24日(日)〜平成21年6月14日(日)

【開園時間】 午前9時〜午後4時30分(5/24〜6/7は午後5時)

       (入園は各閉園時間の30分前まで)

【休 園 日】 毎週月曜日

【主  催】 国立科学博物館 筑波実験植物園

【学術協力】 琉球大学21世紀COEプログラム



●関連イベント●



 <展示案内>

       5月24日(日)午前11時〜12時

       6月7日(日)午後1時30分〜2時30分

        講師:國府方 吾郎



 <セミナー> 

      6月6日(土)午後1時30分〜3時

      「琉球の植物はいま・・・」

        講師:國府方 吾郎





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【企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」 】<予告>

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 人類がいつの時代も探求し続けてきた「宇宙」。この企画展では、“宇宙の

謎”をテーマにガリレオからすばるに至る光学望遠鏡の歩みとともに、さまざ

まな光(電磁波)で研究を進めている現代の望遠鏡と、それによって明らかに

なってきた宇宙の姿や最新の宇宙像について紹介します。



【会 場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

      日本館1階企画展示室及び中央ホール

【開催期間】 平成21年5月30日(土)〜7月20日(月・祝)

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)。

入館は各閉館時間の30分前まで。

【休 館 日】 毎週月曜日(ただし7月20日は開館)及び6月30日(火)、7月1日

      (水)

【主 催】 国立科学博物館、日本天文学会、世界天文年2009日本委員会、自

然科学研究機構 国立天文台、宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研

究本部



 詳しくは下記をご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2009/05astronomy/index.html



●講演会情報●

 

【会  場】 国立科学博物館 日本館2階講堂

【開 催 日】 平成21年6月13日(土)

【開催時間】 午後2時〜3時30分

【演題・

講師】「望遠鏡400年が開いた宇宙像」

海部宣男(放送大学大学院教授、前国立天文台長)

【募  集】 100名

【申 込・

問合せ先】 〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館展示総

括室 e-mail:kikakuten@kahaku.go.jp

【申込締切】 平成21年5月27日(水)必着



参加ご希望の方は、往復はがき又はメールで イベント名、参加者の氏名、

住所、電話番号、年齢、職業を明記し、上記宛先までお申し込みください。

 家族またはグループで参加希望の場合は、参加者全員の氏名、年齢をご記入

ください。

 申込者多数の場合は、抽選いたします。抽選の結果は、当選者への参加票の

発送をもってかえさせていただきます。

 ※6月1日(月)までに参加票をお送りいたします。

 

 この講演会は入館料が必要です(一般・大学生600円、高校生以下無料)。



 詳しくは下記をご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2009/05astronomy/event.html





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【特別展「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」】 <予告>

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 日本人によって発掘された古代文化「シカン」。これまでの30年間の発掘史

を大画面のハイビジョン映像で紹介します。

 今ここに、1000年の眠りから覚めた、アンデスの古代黄金文明の全貌が明ら

かになります。



【会 場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

      地球館地下1階特別展示室及び特別展第2展示室

【開催期間】 平成21年7月14日(火)〜10月12日(月・祝)

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)。

8/8(土)〜8/16(日)は午後6時(8/14は午後8時)まで。

入館は各閉館時間の30分前まで。

【休 館 日】 9月7日(月)、9月14日(月)、9月28日(月)、10月5日(月)

【主 催】 国立科学博物館、TBS、朝日新聞社



詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.tbs.co.jp/sicanten/





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【雑誌milsil(ミルシル)2009年3号と定期購読について】

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 5月1日、雑誌「milsil(ミルシル)」(年6回刊行)の2009年3号が発行

されました。 

 2009年3号の特集は「ウイルス」です。現在、新型のインフルエンザが大変

危険視されています。4月30日には世界保健機構(WHO)が集団感染の危険が

ある警戒レベル「フェーズ5」を宣言しました。「ウイルス」によって引き起

こされる現象はよく耳にしますが「ウイルス」自体については、あまりよく知

られていません。本号を通じて「ウイルス」とは何か?を知って頂ければと思

います。



 発行日 :平成21年5月1日(金)

 頁 数 :本文32ページ(A4版オールカラー)

 販売場所:当館ミュージアムショップ(日本館地下1階)

      ジュンク堂書店池袋本店 (東京都豊島区南池袋2-15-5)

      明正堂アトレ上野店 (JR上野駅内)

 定 価 :400円(税込)





「友の会会員」「賛助会員(個人特別会員)」の方には無料でお届けいたしま

す。(入会時期により、お届けするmilsil(ミルシル) の発行号(送付開始す

る号)が異なります。詳しくは、入会手続き時にご確認ください。)

 入会手続きは、当館のホームページをご参照ください。

(友の会)http://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

(賛助会員)http://www.kahaku.go.jp/userguide/support/index.html

 なお、バックナンバーをご希望の方は、こちらをご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/news/2008/milsil/purchase.html



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*「milsil」(ミルシル)定期購読のお知らせ



 ミルシルの定期購読をご希望の方は、下記により購読料金をお振込みくださ

い。発行の都度(1年間6回分)、お手元にお届けします。

 詳しくはこちらをご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/news/2008/milsil/purchase.html



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 科博イベント情報「kahaku event」09号(6月〜7月)発行!



 展示や学習支援活動などの情報を掲載した「kahaku event」(年6回 A4サ

イズ 6ページ)も09号が発行されました。



「友の会会員」「賛助会員(個人特別会員)」の方には郵送でお届けします。

また、国立科学博物館の施設内や上野駅近隣(松坂屋、上野精養軒、上野公園

案内所等)でも無料で配布します。見学や行事参加の計画をたてるときにご活

用ください。





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★ メール募集中 ★                         

                                   

 科博に関する思い出、展示の感想など皆様からのメールをお待ちしておりま

す。(ご感想などについては、このメールマガジンにて紹介させていただくこ

とがあります。なお、お名前は公表しません。)



 宛先: magazine@kahaku.go.jp



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 ◆編集:国立科学博物館 事業推進部 広報・サービス課

 ◆発行:国立科学博物館

     東京都台東区上野公園7−20

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