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第283号

 

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  科博メールマガジン第283号           

    発行日:2008年11月13日           

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 お知らせ覧にもありますように、11月15日より鳥取県立博物館で当館との連

携事業で「知られざる イカのひみつ!」を開催します。

 今回の展示の目玉の一つにダイオウイカのカラー魚拓の展示があります。こ

のカラー魚拓は6メートルもあるダイオウイカを日本で初めて拓本したもので、

今回初の公開となります。

 今後も様々な地域の博物館とコラボをし、イベント等を通して多くの方とふ

れあう機会を作りたいと考えています。ぜひご来館下さい。



詳しくはこちらをご覧下さい。

http://www.kahaku.go.jp/event/2008/11squid/index.html

                   

 ※ 科博メールマガジンは、国立科学博物館が毎週木曜日に発行しています。

 ※ このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。

  

▼- 目 次 -▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼



 ■ 館長室から   「身体障害者の招待」 

 ■ エッセイ    「謎のオニフスベ、正体分かる」

 ■ お知らせ



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◆ 館長室から ◆  

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 身体障害者の招待



                    国立科学博物館長 佐々木 正峰

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 当館は、平成19年度に190万人ものお客様にご来館いただきました。多くの

お客様の中には、高齢の方や乳児をお連れの方、そして、身体に障害をお持ち

の方がおられます。博物館・美術館等の施設では、そういった方たちが展示観

覧や館内移動に支障をきたすことがないよう、障壁のない状態、いわゆるバリ

アフリー化されていることが大切です。当館におきましては、日本館が昭和6

年竣工の重要文化財建造物であり十分とはいえないものもあると思いますが、

設備等様々な点でバリアフリーを実現しつつあります。近くオストメイト(人

工肛門・人工膀胱の保有者)対応設備についても設置を行うこととしています。

他方、65歳以上の高齢者や障害者は無料で入館できることとしています(障害

者は付き添い1名無料)。



 しかしながら、障害をもつ勤労者の方達については、仕事の都合等により、

来館できるのは土日曜日や祝日に限られることが多く、設備や制度的なバリア

フリーがなされていても、混雑等の影響で充分に観覧できないことがあり得ま

す。そのような状況に対して、館としてどのような対応ができるのかを検討し、

平成19年から、障害をもつ勤労者を対象に展覧会に招待する見学会を、三菱商

事株式会社との共催で実施しています。具体的には、土曜日の閉館後に見学会

を実施することで時間的な都合・混雑等の回避を行いました。平成19年12月の

第1回目の見学会では日本館の展示を、平成20年6月の第2回目の見学会では

地球館1階〜3階の展示(1階:地球の多様な生き物たち、2階:たんけん広

場、科学と技術の歩み、3階:たんけん広場、大地を駆ける生命)を、それぞ

れご覧いただきました。約2時間の見学会では、日本館講堂において当館職員

によるオリエンテーション、館の展示等について説明し、その後、三菱商事の

社員ボランティアといっしょに展示をご覧頂き、たいへん好評でした。その際

にいただいた意見や希望については今後の運営等に活かすこととしています。

 この見学会は第1回、第2回とも、約120名の方に参加していただきましたが、

ボランティアとして協力していただいたのは13名でした。今後の予定としては、

地球館地下1階〜地下3階の展示や人気のある特別展をご覧頂くことを計画し

ています。



 当館のキャッチコピーは「想像力の入口」です。障害をお持ちの方の「想像

力の入口」が狭くなることがないよう、今後とも展示環境の整備を行い、機会

の充実を図っていきたいと考えています。広く御協力を頂ければ幸いです。





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◆ エッセイ ◆  

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 謎のオニフスベ、正体分かる



                         植物研究部 細矢 剛

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 古い菌類の標本の中には、残念ながらデータが逸失してしまったものがあり

ます。そんな標本の中に、標本室の奥深くにしまわれていた直径50センチを優

に超えるであろう日本最大級のボール型きのこ、「オニフスベ」があります。

ところが、ひょんなことからこの標本の素性は知られるところとなりました。

文学者志賀直哉の研究者から、志賀直哉と交流のあった小熊太郎吉というナチ

ュラリストの足跡をたどって、問い合わせがあったのです。小熊太郎吉氏が昔

採集された、大きなオニフスベが科博にあるはずだと。その大きさといえば、

発見した町の若者たちが気味悪がり、連絡を受けた小熊氏が到着する前には傘

でつっついたりしていたほどだったとのこと。そんな大きなオニフスベといえ

ば、くだんの標本に違いありません。さっそく標本室から問題の標本を取り出

してみますと、所々に棒で刺したような見事な穴。きっと傘でついた跡に違い

ありません。かくして60年の時を経て、なぞのオニフスベの素性は明らかにな

ったのでした。小熊さんのお孫さんを含む関係者がお見えになり、その標本と

ご対面。文学と標本。一見全く関係がなさそうなのに、思わぬところでつなが

っているものですねえ。ちなみに、この標本は、現在開催中の特別展「菌類の

ふしぎ」で展示しています。



http://www.kahaku.go.jp/research/researcher/researcher.php?d=hosoya





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◆ お知らせ ◆  

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【ミニ企画展「ナンジャモンジャゴケと日本人研究者」】

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北アルプスで発見され、所属不明とされたナンジャモンジャゴケが発表され

てから今年でちょうど50年になります。ナンジャモンジャゴケは原始的な特徴

を有し、世界中の研究者がその正体を明らかにすべく挑戦しました。コケ植物

の分類や系統を考える上で重要な種であることが明らかになりました。その中

心的役割を果たした日本人研究者たちの足跡をたどります。



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

地球館1階展示室

【開催期間】 平成20年11月23日(日)〜12月21日(日)

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)

       入館は各閉館時刻の30分前まで。

【休 館 日】 11/25(火),12/1(月),8(月),15(月)

【主  催】 国立科学博物館

【協  力】 日本蘚苔類学会



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【大人の総合講座「上野学のススメ」】 受講者募集中!

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 上野について様々な視点から学ぶ全5回の講演会です。本年度の第2部を開

催いたします。会場は、クラッシックな雰囲気の日本館講堂です。みなさまの

参加をお待ちしております。



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園) 

日本館2階 講堂

【対 象

定 員】 成人の方 120名程度(全5回参加いただける方)

【参加費用】 3,000円

【応募方法】 全5回を通してご参加ください。

 

 参加ご希望の方は、往復はがきに 郵便番号、住所、氏名(ふりがなも)、

年齢、電話番号、を楷書にて丁寧に明記し、下記宛先までお申し込みください。

 お手数ですが、返信面にも住所・氏名をお書き下さい。応募者多数の場合は、

抽選を行います。応募頂いた全員に結果を通知いたします。



【申 込

問合せ先】 〒110-8718 台東区上野公園7-20

             国立科学博物館 広報課「上野学のススメ」係

             TEL 03-5814-9172

【申込締切】 平成20年11月27日(木)(必着)

【プログラム】午後3時から1時間半程度(受付は午後2時30分から)



第1回 12月16日(火)「徳川将軍の墓−なぜ上野と芝と日光なのか−」

           講師:寛永寺執事長 浦井 正明

第2回 1月20日(火)「映画に見る上野−あのシーンこのシーン− 」

           講師:京都造形芸術大学芸術学部教授 寺脇 研

第3回 2月10日(火)「上野・浅草、江戸・東京の原点のまち−都市地理学の

視点から−」

講師:立正大学名誉教授 服部 金圭二郎

第4回 2月24日(火)「一葉とたどる上野」

           講師:一葉記念館専門員 大西 望

第5回 3月17日(火)「上野で鉱物をさがす」

           講師:国立科学博物館地学研究部長 松原 聰



*上記プログラム第3回の講師 服部先生のお名前の漢字は「金」へんに「圭」

ですが、本メールマガジン上では漢字を正しく表示できないため、「金圭」

と表示しました。



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【国立科学博物館 中高生・アフタースクールプログラム 制作作品展示中」】

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 国立科学博物館(科博)では、今年度夏より中高生を対象に「アフタースク

ールプログラム」を実施しています。

 アフタースクールプログラムは、土日、休業期間等に博物館において行う、

講義、実習、現地見学、議論、プレゼンテーション等の多様な学習手法を組み

合わせた継続的な学習プログラムです。

 今年度は、7月から中学生14名、高校生6名が「科博で展示づくり 〜水〜あ

たりまえがいちばんふしぎ」をテーマに、「水」について様々な切り口で探究

を行い、その成果を、展示を通してわかりやすく来館者の皆さんに伝えるため、

議論と試行錯誤を重ねて展示を制作しました。中高生が制作した作品をただい

ま館内に展示しています。



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園) 

    地球館1階展示会場(レストラン下)

【開催期間】 平成20年10月26日(日)〜12月26日(金)

       11/30(日)、12/23(火)の11 時と13 時に中高生による展示

       解説(ギャラリートーク)を会場にて行います。



詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.kahaku.go.jp/learning/schoolchild/a_school/index.html



※本事業は国立科学博物館賛助会員の寄附により運営されています





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【 日本の科学者技術者展シリーズ第7回 

  関孝和三百年祭記念「数学 日本のパイオニアたち」 】〈予告〉

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 関孝和を中心とした江戸の和算家から明治以降の数学者・菊池大麓と高木貞

治、そして日本人初のフィールズ賞受賞者・小平邦彦を紹介します。



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

日本館1階企画展示室

【開催期間】 2008年11月22日(土)〜2009年1月12日(月・祝)

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)

       ※入館は各閉館時刻の30分前まで。

【休 館 日】 毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、12月28日〜1月1日

【主  催】 国立科学博物館、関孝和三百年祭記念事業実行委員会

【協  力】 日本数学会、日本数学史学会、日本数学教育学会、数学教育協議

会、数学教育学会、日本応用数理学会、日本数学協会

【後  援】 日本学術会議



詳しくは下記をご覧ください。

http://www.kahaku.go.jp/event/2008/11pioneer/index.html



●イベント情報●

「数学 日本のパイオニアたち」記念講演会 参加者募集中



 著書『国家の品格』が大ベストセラーとなった、数学者でありエッセイスト

の藤原正彦氏が、伝記的な調査を行った関孝和先生、暗号関係でも調査された

高木貞治先生、個人的にも親しかった小平邦彦先生を中心に、日本の数学の伝

統について語ります。

*12月5日は関孝和の三百年後の祥月命日にあたります。



【会  場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

日本館2階講堂

【開 催 日】 平成20年12月5日(金)

【開催時間】 午後6時30分〜7時30分 

【演  題】「日本のお家芸、数学」

【講  師】 藤原正彦(お茶の水女子大学理学部数学科教授)



参加希望の方は、事前申込が必要です。

申込方法等詳細は、下記をご覧ください。

http://www.kahaku.go.jp/event/2008/11pioneer/event.html





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【地域博物館等連携事業「科博コラボ・ミュージアム」】 実施のお知らせ

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 国立科学博物館が地域の博物館等と連携して、地域にゆかりのあるテーマで

展示、講演会、体験教室などの博物館活動を行います。



【科博コラボ・ミュージアムin鳥取「知られざる イカ のひみつ!」】



 鳥取でなじみ深い「イカ類」の生態について、映像やレプリカ、イカのカラ

ー魚拓を使ってわかりやすくご紹介します!



【会  場】 鳥取県立博物館付属 山陰海岸学習館

鳥取県岩美郡岩美町牧谷1794−4

【開催期間】 平成20年11月15日(土)〜11月30日(日)

【開館時間】 午前9時〜午後5時 入館料:無料

【休 館 日】 11月17日(月)、11月25日(火)

【主 催】 鳥取県立博物館、国立科学博物館

【協 力】(独)水産総合研究センター

【協 賛】 トヨタ自動車(株)



●イベント情報●



【会  場】 鳥取県立博物館付属 山陰海岸学習館

【講 演 会】 平成20年11月15日(土)午後2時〜4時 申込み不要 参加無料

      山陰海岸学習館 体験学習室

      「ダイオウイカの謎にせまる」 窪寺 恒己(国立科学博物館)

【体 験

イベント】「イカスミで、イカの魚拓つくり」(参加無料)

       平成20年11月23日(日)、30日(日)

       各回午後2時〜3時30分  山陰海岸学習館体験学習室

       各回20名(定員になり次第〆切)

【申込み・

問合せ先】 電話0857−73−1445(山陰海岸学習館)



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【科博コラボ・ミュージアムin白山・荘川

「恐竜とその足元にいた動物たち−手取層群の最新研究−」】



 日本有数の化石の宝庫、手取層群から発掘された化石をその最新研究と共に

紹介します。今回、展示する物は、小さい化石ばかりですが、日本の恐竜研究

において非常に重要なものばかりです。手取層群の地元以外で初めての展示と

なります。



【会  場】 白山市立鶴来博物館(石川県白山市鶴来朝日町81)

【開催期間】 平成20年10月11日(土)〜11月30日(日)

【問合せ先】 〒920−2111 石川県白山市鶴来朝日町81 白山市鶴来博物館

(電話)076-273-1522 (FAX)076-273-5751

【主  催】 国立科学博物館

【共  催】 高山市、白山市教育委員会、大野市教育委員会、桑島化石壁産

出化石調査協議会

【協  賛】 トヨタ自動車(株)



科博コラボ・ミュージアムは、国立科学博物館賛助会員の皆様の寄附によって

運営されています。





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【ホットニュース速報(10月23日)をアップしました】

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 ホットニュース速報:ノーベル化学賞受賞:緑色蛍光タンパク質(GFP)の

発見と開発を公開しました。



 今回の概要

 2008年ノーベル化学賞を受賞された下村脩氏の業績について解説しています。



 詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001224806295281



 なお、2008年ノーベル物理学賞を受賞された3氏の業績についての解説もご覧

頂けます。

 ノーベル物理学賞受賞 「対称性の破れ」と「小林・益川理論」

 詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001223769983536



 ホットニュースとは、新聞やテレビのニュースなどで話題になっている科学

関係のニュースや、国立科学博物館の研究者が関わった研究・発見のニュース

の中から、ひと月に2回程度テーマを選んでご紹介するコーナーです。

 普段難しく感じられがちな科学ニュースを分かりやすく解説します。

 記事は当館のスタッフが書き,博物館や大学などの研究者が監修しています。

国立科学博物館ならではの、親しみやすい科学ニュース解説にご期待ください。





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【企画展「自然教育園の森」】 

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 都心部でありながら豊かな自然林を持つ自然教育園で開園後50年近く集積

された毎木調査資料をもとに、樹木の種類、本数、材積などの経年変化から、

都市林の特徴、常緑樹林への遷移の過程、将来の展望などを解説します。



【会  場】 附属自然教育園(東京・港区)

       展示ホール

【開催期間】 平成20年10月11日(土)〜平成20年11月16日(日)

【開園時間】 午前9時〜午後4時30分

       入園は午後4時まで

【休 園 日】 毎週月曜日・祝日の翌日

【主  催】 国立科学博物館附属自然教育園



詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.ins.kahaku.go.jp





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【特別展「菌類のふしぎ−きのことカビと仲間たち」】 

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 「菌類」(きのこ・カビ・酵母)は、形もはたらきも驚くほど多様で、動物

や植物に匹敵する大きなグループです。本展覧会では、500点あまりの標本や

資料で、意外に身近だけどあまり知られていない「菌類」を総合的に紹介しま

す。日本初公開の太古のきのこ、光るきのこ、様々な色、形、大きさのきのこ

が集合、マンガ「もやしもん」のキャラクターがナビゲートします。実物を観

察し、きのこの匂いなども楽しめる体験コーナーなど、菌類をいろいろな角度

から楽しめる展覧会です。

※光るきのこは、培養が難しいため実物展示が出来ない日もございます。予め

ご了承ください。



【会 場】 国立科学博物館(東京・上野公園)

      地球館地下1階特別展示室及び特別展第2展示室

【開催期間】 平成20年10月11日(土)〜平成21年1月12日(月・祝)

【開館時間】 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)。

入館は各閉館時間の30分前まで。

【休 館 日】 毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

       12月28日(日)〜1月1日(木・祝) 

【主 催】 国立科学博物館、TBS



詳しくは下記をご覧下さい。

http://www.tbs.co.jp/kinruiten/contents/top/index-j.html





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【ルーシーと私の楽しむカガクの時間@サイエンスミュージアム】

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 ミュージアムでカガクを楽しみ、体験出来る女子中高生のためのイベント。

カガク?難しくない?と思ってる女の子たちから、どんな仕事があるの?!と

思ってる女の子たち向けのイベントまで。7つのイベントをぞくぞく開催!



TOP     http://www.kahaku.go.jp/event/2008/07lucy/index.html 

携帯サイト http://www.portable.kahaku.go.jp/lucy/index.html



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冬以降の予定イベント

第5弾 「映画&サイエンスツアー」  12月中旬

第6弾 「収蔵庫たんけん〜秘密のコレクション」1月上旬

第7弾 「フォーラム〜科学ミュージアムで見つける私の道」 2月上旬

第5弾〜第7弾は、詳細が決まり次第、チラシやWEBサイト↓にてお知らせします!

    http://www.kahaku.go.jp/event/2008/07lucy/events03-04.html#fuyu



【主  催】 国立科学博物館

       「文部科学省 平成20年度女子中高生の理系進路選択支援事業 

委託業務」

【問 合 せ】 国立科学博物館 「女子中高生楽しむカガクの時間」係

       電子メール lucy2008@kahaku.go.jp 





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【雑誌milsil(ミルシル)6号と定期購読について】

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 11月1日、雑誌「milsil(ミルシル)」(年6回刊行)の5号が発行されま

した。 



 6号の特集は「菌類」です。その分類からゲノム解析の話題まで菌類を様々

な角度でご紹介します。ご好評いただいた「人類と自然の共存を目指して」は

テーマ:地球温暖化が最終回になります。意外に身近な菌類の世界を感じてみ

てください。



 発行日 :平成20年11月1日(日)

 頁 数 :本文32ページ(A4版オールカラー)

 販売場所:当館ミュージアムショップ(日本館地下1階)

      ジュンク堂書店池袋本店 (東京都豊島区南池袋2-15-5)

      明正堂アトレ上野店 (JR上野駅内)

 定 価 :400円(税込)



「友の会会員」「賛助会員(個人特別会員)」の方には無料でお届けいたしま

す。(入会時期により、お届けするmilsil(ミルシル) の発行号(送付開始す

る号)が異なります。詳しくは、入会手続き時にご確認ください。)



 入会手続きは、当館のホームページをご参照ください。

(友の会)http://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

(賛助会員)http://www.kahaku.go.jp/userguide/support/index.html



 なお、バックナンバーをご希望の方は、こちらをご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/news/2008/milsil/purchase.html



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*「milsil」(ミルシル)定期購読のお知らせ



 ミルシルの定期購読をご希望の方は、下記により購読料金をお振込みくださ

い。発行の都度(1年間6回分)、お手元にお届けします。

 

 詳しくはこちらをご覧下さい。

 http://www.kahaku.go.jp/news/2008/milsil/purchase.html



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 科博イベント情報「kahaku event」06号(12月〜1月)発行!



 展示や学習支援活動などの情報を掲載した「kahaku event」(年6回 A4サ

イズ 6ページ)も06号が発行されました。

詳しくはこちらをご覧下さい↓

http://www.kahaku.go.jp/news/2008/kahakuevent06/index.html



「友の会会員」「賛助会員(個人特別会員)」の方には郵送でお届けします。

また、国立科学博物館の施設内や上野駅近隣(松坂屋、上野精養軒、上野公園

案内所等)でも無料で配布します。見学や行事参加の計画をたてるときにご活

用ください。





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【平成20年度 自然史学会連合 講演会】

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 自然史学会連合は、国内38の学協会からなる研究者の組織です。連合が推薦

する10名の研究者が、自然史研究の面白さをわかりやすく解説します。



【会  場】 千葉県立中央博物館

【開 催 日】 平成20年11月15日(土)

【参加費用】 無料(展示見学には別途入館料が必要です) 予約不要

【定  員】 200名(当日先着順)

【主  催】 自然史学会連合 

【共  催】 千葉県立中央博物館

【協  賛】 ロレックス・インスティテュート



<プログラム>

10:30-     開会のあいさつ



10:40-12:10 「丹波の恐竜と中生代哺乳類」

        三枝 春生 (兵庫県立人と自然の博物館)

      「骨の分析で縄文人の食生活を調べる」

        米田 穣 (東京大学大学院)

      「生物が創る季節:ボルネオ島フタバガキ林の一斉開花」

        酒井 章子 (総合地球環境学研究所)

      「地面を覆う生物多様性 ─土壌生物からみる生態系─」

金子 信博 (横浜国立大学)



13:20-14:30 「オスがさえずりをやめるわけ ─適応を探る生態学」

 濱尾 章二 (国立科学博物館)

「深海の甲殻類 その多様性にせまる」

        駒井 智幸 (千葉県立中央博物館)

  「生まれたときからはたらきアリ?─シロアリの階級はどう

       決まるのか─」

北出 理  (茨城大学)



14:40-15:50 「1836年英国のキリン・フィーバー 自然の脱・神話化?」

        伊東 剛史 (東京大学大学院)

      「木の上で生きるラン,フガクスズムシの進化にせまる」

        堤 千絵 (国立科学博物館)

       「氷河をとかす微生物:雪と氷の世界の不思議な生物」

        竹内 望 (千葉大学大学院)



15:50-15:55 閉会のあいさつ



詳しくは下記をご覧ください。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/ujsnh/symp/rengou/20/index.html





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◆ 上野公園イベント情報 ◆   

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 特別展等開催中の上野公園内の文化施設をご案内します。



・東京国立博物館               

 特別展「スリランカ―輝く島の美に出会う」

 9月17日(水)から11月30日(日)まで

 http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5704

 

 尾形光琳生誕350周年記念 特別展「大琳派展−継承と変奏−」

 10月7日(火)から11月16日(日)まで

 http://www.rinpa2008.jp/



・国立西洋美術館               

 「ヴィルヘルム・ハンマースホイ−静かなる詩情−」

 9月30日(火)から12月7日(日)まで

 http://www.shizukanaheya.com/



・国際子ども図書館

 「童画の世界−絵雑誌とその画家たち」

 9月20日(土)から2009年2月15日(日)

 http://www.kodomo.go.jp/event/exb/bnum/tenji2008-03.html



・東京都美術館 

 「フェルメール展−光の天才画家とデルフトの巨匠たち−」 

 8月2日(土)から12月14日(日)まで  

 http://www.tobikan.jp/



・藝大美術館

 「線の巨匠たち−アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展」

 10月11日(土)から11月24日(月・祝)

 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2008/ahm/ahm_ja.htm



・上野の森美術館

 「没後40年 レオナール・フジタ展」

 11月15日(土)から1月18日(日)

 http://www.ueno-mori.org/special/2008_fujita/index.html



・下町風俗資料館

 「平成20年度特別展「知ってる? 子どものむかしの遊び」」

 9月13日(土)〜11月30日(日)

 http://www.taitocity.net/taito/shitamachi/event.html





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◆ 科博関連メディア情報 ◆   

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○ 11月15日(土)17:30〜17:45

   11月22日(土)17:30〜17:45

放送局  : 文化放送

番組名  : 大村正樹のサイエンスキッズ

          小学校高学年を対象に科学の不思議について説明する放送

          で、今回は2週にわたって植物研究部 岩科研究グループ

長が「花」について解説します。

         

詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.joqr.co.jp/science-kids/



○ 11月28日(金) 26:50〜27:45

放送局  : フジテレビ

番組名  : 確率ハッピー!

          クイズバラエティ番組で隕石について当館の展示物が紹

        介されます。



○ 11月29日(土) 21:00〜

放送局  : 日本テレビ

番組名  : タモリ教授のハテナの殿堂?

          遺伝について人類研究部 篠田研究主幹が出演します。



   詳しくはこちらをご覧下さい。   http://www.ntv.co.jp/dendou/#



 ※放送日時、放送局は、関東地区を基準に記載しています。

放送予定ですので、放送局の都合により、変更・中止の場合もあります。





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す。(ご感想などについては、このメールマガジンにて紹介させていただくこ

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 ◆編集:国立科学博物館 広報・サービス部 広報課

 ◆発行:国立科学博物館

     東京都台東区上野公園7−20

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