開催期間/ 平成11年 6年12日(土) 〜 7月11日(日) (月曜日休館)
開催時間/ 9:00 〜 16:30 (入館は16:00まで)
入館料/ 通常料金(一般・大学生 420 円、小・中・高校生 70 円)
会場/ 国立科学博物館、(地球館地下2階、地下3階)
主催/ 国立科学博物館、国立天文台、全国科学博物館協議会
協力/ 三菱電機株式会社、大成建設株式会社、読売新聞社

開催趣旨
 現在我が国は,ハワイ島マウナケア山頂に単一鏡としては世界一の口径となる口径8.2mのすばる望遠鏡を建設しています。この望遠鏡は、遠方の銀河等の微光天体の精細な観測を行い、宇宙の構造や銀河の進化を探り、宇宙の起源やその進化を考える宇宙論をはじめ、微光の恒星や太陽系内の微小天体の観測から太陽系の起源などの研究に大きな貢献が期待されている、天文学の新しい眼であるといえます。 すばる望遠鏡はファーストライト後の試験観測や最終調整をへて今年9月に完成します。この望遠鏡の完成を迎えるにあたって、用いられた最先端の技術を紹介するとともに、これまでに得られている最新の天体画像および活躍が期待される分野について、解説紹介します。
展示内容と主な展示物
すばる望遠鏡とは 地球館 B3F

すばる望遠鏡について、その全体像を解説します。ハワイ島マウナケア山頂に設置された理由や、山頂の天文台群、望遠鏡・ドーム・制御棟の構造と実際の建設過程、望遠鏡に取り付けられる観測装置などについて解説します。 

マウナケア山頂の観測所群
(中央にみえるのがすばるドーム)
すばるを支える最先端の技術 地球館 B3F

世界に先駆ける最新の成果を目指し、すばる望遠鏡のために開発された、能動光学補償光学などの最先端の技術について紹介、解説します。

すばるが探る宇宙の姿 地球館 B3F

これまですばる望遠鏡によって得られている最新の天体画像について紹介するとともに、現代の宇宙像とすばるに期待される成果について解説します。

望遠鏡の発達 地球館 B3F

天体望遠鏡の仕組みや、その発達を通して、すばる望遠鏡に至るまでに天体観測の歩んできた歴史について紹介します。

8 . 2mすばる望遠鏡による土星
すばる近赤外線カメラによるオリオン大星雲
すばる映像シアター 地球館 B2F

すばる望遠鏡の観測の様子や関連する映像を大プロジェクターを用いて紹介します。

マウナケア山頂ドーム内のすばる望遠鏡