Date: Thu, 11 Sep 2002 22:12:23 +0900
Subject: Re:幸せを呼ぶ絵馬デザイン
From: 館長
To: 絵馬作家

 絵馬といえば、わしも大学受験のとき随分たくさんお世話になったことを思い出すわい。科学を志すものとしてお祈りをするのもシャクではあったが、困ったときはなんとやらじゃった。うーむ、そこでわしとしてはじゃ、科学者として絵馬に描かれた絵をよ〜く観察してみると、この馬ではうまく走れんことがわかるのじゃ。はやく走るための生きもののしくみのひとつがひずめなのじゃ。違いがわからぬというのであれば科学館の剥製をよ〜く観察してくれたまえ、一目瞭然のはずじゃ。

 
◆こたえ
 ひづめがふたつになっているのが間違い。馬は奇蹄類でひづめはひとつ。

◆解説
 ウマやウシのようにひづめ(蹄)のある動物を有蹄類と呼び、200種類以上が知られており、そのすべてが草食の哺乳類である。蹄は足の先の爪が大きく固くなったもので、足先をのばして大きな歩幅をとり、速く走るのに向いたものでもある。動物の種類によって蹄の形も異なり、指の数が2本か4本の偶蹄類、そして奇数の奇蹄類がある。ウシの仲間は偶蹄類、ウマの仲間は奇蹄類である。ウマの仲間の蹄は中指で、その他は退化してしまったものである。

博今年は午年