Date: Thu, 11 Sep 2002 22:12:23 +0900 Subject: Re:新オームの法則 From: 館長 To: 中学生 |
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自分で確かめようとする姿勢は大したものじゃ。えらいぞ!しかし、観察がまだまだじゃ。電球が光っているときの抵抗を確かめたかな?電球の中のフィラメントはタングステンという金属でできておって、電気が流れるとそのエネルギーが抵抗のために熱のエネルギーになって光るんじゃ。電球が明るく光るということは熱のエネルギーも大きいということ、フィラメントの中の原子が激しく振動して電子の流れを邪魔するのでそれだけ抵抗も大きくなるのじゃ。 ◆こたえ 点灯している時と消えている時とでは抵抗の値が違い、新しい法則ではない。 ◆解説 温度が上昇すると抵抗が大きくなるということについて、たとえ話を用いて述べる。木が並んで植えられた林の中で君が駆けっこすることで考えてみよう。もし木(金属原子)が風でそよそよとゆれるくらいならば駆けっこも楽で、君(電子)はゴールを目指す途中でたまに木にぶつかることもある。これが抵抗である。さてこの林、温度が上がると木たちはぶるぶるとその場で激しく動くようになる(熱振動)。木にぶつかる回数は増えて、駆けっこは難しくなる(図2)。これが温度上昇による電気抵抗の増大である。 |
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オームの法則の例外(100Wは何Ω) | |
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