◇B2フロアでさわってみよう!

恐竜の足跡


 白亜紀後期(約8000万年前) アメリカ産
恐竜の足跡  ハドロサウルス類の足跡です。この足跡の大きさから判断して、この恐竜の全長は10メートル近くにも達すると思われます。これは足跡の凹みを埋めた砂からできた雄型です。

リップル・マーク(漣痕)

先カンブリア時代(約10億年前) ネパール産
波の跡を触ってみよう。  砂浜や川岸の上に波や水流によってつくられる縞模様はリップルマーク(漣痕)と呼ばれます。その紋様は波や水流の性質で無限に変化します。この2つの標本は10億年前の途方もない昔の渚に打ち寄せた波の跡です。小さな岩塊は地層の表面で、大きい岩塊は地層の底面です。

ネミアナ

先カンブリア時代末(約6億年前) ロシア、白海産
 先カンブリア時代末のヴェント紀から、硬い組織を持たない生物の化石が世界各地から見つかっています。特にオーストラリア南部のエディアカラ化石群と呼ばれています。この岩板に密着するクラゲを思わせる化石はネミアナと呼ばれています。その正体は未だにわかりません。

ストロマトライト

先カンブリア時代(約10億年前) ネパール産
ストロマトライトは先カンブリア時代に特徴的な生物起源のこぶ状あるいはドーム状の構造です。シアノバクテリアなどの細菌類が砂粒や泥を結びつけ、さらに炭酸塩の結晶が粒子の隙間を埋めてできます。この標本はその断面で、ストロマトライトの名前の由来である縞状の構造がよく見えます。西オーストラリアのハリメンプールでは、現在もストロマトライトができています。
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