サンゴ礁に群生するイバラカンザシゴカイ 撮影:楚山 勇

植物のようだが、手で触れようとすると瞬間的に引っ込んでふたを閉じてしまう。これはゴカイの仲間のイバラカンザシで、花飾りのように見えるのは鰓が変化した部分、鰓冠である。鰓冠はらせん状に巻き上がった形をしていて、これを流れの中に突き出して、海水中の浮遊物をとらえ、口に運ぶ。 baison.jpg (5326 バイト)