三菱A型乗用車は、大正(1917)年に三菱神戸造船所で、イタリア製フィアット車を分解、スケッチしたものを参考に試作されました。当時の博覧会などにも出品され好評だったのですが、三菱は開発の主体を航空機に移したため、22台ほどの生産でA型自動車の製造は中止されました。