大正12(1923)年の関東大震災の復興のために東京市は800台ものトラックをフォード社に発注しました。日本で自動車が売れると考えたフォード社は、大正14(1925)年2月、横浜に日本フォード工場を建設して、フォード車の組立製造を開始しました。製造されたT型フォードは1908年の製造開始から、約20年間、全世界で製造された車で大量生産方式自動車の代名詞でもありました。