小型自動車規格で作られた500ccダットサンは、無試験無免許の一人乗り仕様でしたが、昭和8(1933)年の規格改正で排気量も750ccに拡大されて、12型ダットサンから正式に同乗者を乗せて走ることができるようになりました。展示の12型ダットサンは、横浜工場が稼動する前の最終車で、シャシーは大阪工場でボディーは東京の梁瀬自動車で作られたものです。