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しのはら  あきひこ
篠原 明彦グループ長
子を見て親を知る
― ハバチ類の多様な世界

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか?
ハバチ類の系統分類と多様性の研究です。
2)研究者になろうと思ったきっかけは何ですか?
中学生のころからハチの標本を集めていましたが、名前を図鑑で調べてもまるで分からず、 博物館でお願いして調べてもらっても分からないものが多く残りました。専門の研究者でも 分からないことだらけの昆虫の世界、自分が調べたことがそのまま新発見につながる、わくわくする研究の楽しみに引き込まれました。
3)最近の研究活動で、最も興味深かった出来事は何ですか?
片道1時間ほどの山道をハバチの幼虫を探しながら往復したとき、行くときには何も見つか らなかったのに、ひとたびある植物に幼虫を見つけると、帰りには行きと同じ道沿いにたくさ んの幼虫がいるのに気づきました。観察のポイントを熟知しているはずなのに、見ているようで見ていないことを思い知らされました。
4)研究者になりたい方に一言アドバイスを!
その時々の流行ではなく、自分自身の興味や見方にとことんこだわってください。
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