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 くらもち としあき
倉持 利明部長
小笠原諸島産沿岸魚類に寄生する
二生吸虫類の研究

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか?
寄生蠕虫ぜんちゅう、特に魚類に寄生する二生吸虫類(扁形動物門、吸虫綱)の分類と生物地理を研究しています。
2)自身の研究内容と社会、一般との接点は?
寄生虫は宿主動物との強い関わり合いの中で生きています。このような生物同士の関わり合いは、これまでに私たちが認識してきた以上に地球上のいたるところで営まれているはずです。これをもっと広く一般に広めて行くことで生態系や地球環境の保全の大切さが浸透して行くものと考えています。
3)研究する上での苦労や悩みなどはありますか?
ゴールのないマラソンコースを走っているような気分でこれまでやってきましたが、研究にはゴールがないのに自分の体のゴールがやがてやってくることを意識するようになりました。このまま走り続けたいのですが...。
4)研究する上で一番大事だと思うことは何ですか?
伸び代がたくさんある研究テーマに取り組むことと、自分に伸び代がたくさんあると思えることではないでしょうか。
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