附属自然教育園
 附属自然教育園は東京都心の山手線目黒駅から、徒歩10分の距離にありながら、自然状態の常緑広葉樹林が残された施設です。20ヘクタールの園内にはコナラ・ケヤキ・ミズキなどの落葉樹、スダジイ・カシ類・マツ類などの常緑樹があり、ススキやヨシの草原、池や小川などもあり、都市砂漠の中のオアシスとなっています。園内では1080種の植物、2100種の昆虫、130種の鳥類が記録されています。
 自然教育園では、都市緑地のモデルとして動植物や気象に関する調査が行われています。 特に、継続的なモニタリングによって生物相の変遷を明らかにすることに力を入れています。気象調査によって園内の気温が周囲より低く、気温の高い季節にはクーリング効果があることも判明しています。移入植物や希少動物の生息状況については長年の調査データを蓄積しています。また、園内の自然環境を活用した学習支援活動として観察会や講演会も実施しています。

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