カツオノエボシの仲間


カツオノエボシPhysalia physalis (撮影:楚山勇)


 海水浴のとき,「デンキクラゲ」とも呼ばれるカツオノエボシに刺されると非常に痛い思いをする.この痛みは,クラゲが触手などにもっている刺胞のしわざである.刺胞は,毒液の入ったカプセル状の細胞で,クラゲはこの毒で触手にふれたえさを麻痺させる.刺胞を持つ動物たちは,クラゲの仲間の他にサンゴやイソギンチャクなども含まれ,刺胞動物と呼ばれている.このように刺胞動物は,毒でえさ一撃して食べるハンターなのである.

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