海洋の流れ


 海水はたえず動いている。海水を動かす一つの大きい力は潮汐である.潮の干満は、太陽と地球と月の引力の力関係で、月と太陽と地球が一直線上に並び最も強く海水が引っ張られると大潮、月が地球と太陽を結ぶ線に直角の位置にあり、太陽と月の引力が打ち消しあうとき小潮となる。
 もう一つの海水を動かす力は、太陽熱と地球の自転により生ずる恒常的な強い風である。風は熱帯地方では貿易風として東から、高緯度地方では偏西風として、西から吹き付ける。この風により、赤道海流や西風海流といった大きな海流が引き起こされる。
 また、海水は海水面の高低差や水温の変化にともなう密度差よっても動きはじめる。周年太陽の熱で暖められた熱帯海域の海水は膨張し,両極方向に向かって坂を下りるように流れはじめる。高緯度に向かうにつれ、海水は冷やされ重くなり沈みこみ、反対に赤道に向かって深層をゆっくりと流れていく。これら大規模な海水の動きは、地球の自転により生ずるコリオリの作用を受け、北半球では右回りに、南半球では左回りに大きな渦をえがく。


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