ハネカクシ談話会ニュース No. 6
The Newsletter of the Staphylinidological Society of Japan, No. 6

1998年8月17日発行
The Newsletter of the Staphylinidological Society of Japan
ハネカクシ談話会ニュース No. 6
    
 西日本では猛暑続きとのことですが、関東では天候不順で雨の多い冷夏です。私は8月上旬,記録的な集中豪雨があった新潟県佐渡島にて,ハネカクシの採集を試みてきました. テッポウ水が流れ出し、魚泳ぐ川と化した林道の脇で、恐る恐る調査を続けましたが,や はり,成果はいまいちでした.それでは,今年最後のニュースとなるニュース6号をお届 けいたします.
1.事務局からの連絡
 現在ハネカクシ談話会の運営は,次のような役割分担で進められています.すなわち, 直海が各年度のニュース第2号および第3号の編集,および例会幹事・および庶務を担 当し,野村が各年度のニュースの第1号の編集,および採集会幹事,およびバックナン バー発送を担当しています.ただし,連絡を混乱させないように・ハネカクシ談話会の窓 口を中央博に1本化しています・ニュース上にて特に記さない連絡等(バックナンバー の請求等)は,すべて,千葉中央博へ御願いします・ただし・関西支部は予算的には中央 博を窓口とするハネカクシ談話会と独立の会費で運営されていますので,ハネカクシ談話 会の年会費(80円切手6枚)納入は,千葉中央博へお願いします.
 バックナンバー(年会費と同額の切手)は2月頃と8月頃,年に2回にわけて,ご請 求があった会員へ発送いたしますので,請求されてバックナンバーが届くまで時間がかか ることがあります.この点ご容赦くださいますようお願い致します.
(1).会費納入状況:1997年12月14日から1998年8月15日までに,会費を納入された 方は以下の通りです.納入状況に疑問がございましたら・事務局までご連絡ください.
<以下省略>
(2).新入会員:以下の3名の方が入会されました・これで現存の会員数は64名です・
 新井志保
 大塩一郎
 川那部真
(3).ハネカクシ談話会第3回例会の報告
 第3回例会が・千葉県立中央博物館にて開催されました.参加者は,以下の10名(50音順;敬称略)でした:新井志保;石井規雄;小田博;岸本年郎;豊田浩二;直海俊 一郎;野村周平;吉崎真紀;吉田進;渡辺崇.遠方からお出でになった方どうもありが とうございました・西川正明さんがご都合で予定の話題提供講演をできなくなったため, 野村周平さんに急きょ変わっていただき・当日は以下の2題の話題提供講演がありました.
 話題提供講演1.野村周平(科博):マルムネアリヅカムシ属の分類学的再検討
 演者はジュネーブのIvan Lobl博士およびモスクワのSerguei A. Kurbatov氏とともに マルムネアリヅカムシ属の論文[I. Lobl, S. A. Kurbatov, and S. Nomura, 1998: A revision of the genus Triomicrus Sharp (Coleoptera, Staphylinidae, Pselaphinae). Bull. Natn. Sci. Mus., Tokyo, 24(2):69・105】を著したが,今回特に日本産種の区別点などにつ いて解説を行った.
 マルムネアリヅカムシ属は前胸背の孔点の状態などからBrachyglutini族アリヅカムシ に類似することが指摘されているが・雄第9腹板の形状など,Natypleurina亜族 (Iniocyphini族)と共通の形質も認められ,まだ分類学的位置については定説が得られ ていない.従来、東アジアとセイシェル諸島から本属のアリヅカムシ8種が知られていた が、本論文では12新種を記載し、セイシェル諸島産のTriomicrus seichellensis Raffray と日本産のT. galloisi Jeannelについては,不明種として処理した.
 本論文では、日本産種として3新種を含む6種を記録した.本属のタイプ種であるマル ムネアリヅカムシ Triomicrus protervus (Sharp)は,本州,四国,九州に広く分布し, 東日本と西日本で雄の後胸腹板突起の形状が異なり,近畿から東海地方にかけてその境界 が認められた・スべマルムネアリヅカムシT. sublaevis Raffrayは,本州および九州の高 い山地に分布し,前胸背の点刻の状態には変異が認められた.新種として記載されたトガ リマルムネアリヅカムシT. sternalis Lobl, et al.は,本州,四国,九州の山地に分布し, 前胸背の点刻が東日本では細かく疎で,西日本では粗く密である.しかしその境界は不明 瞭で,同一地点で両方の型が採集されることもある.以上から解るように,外見上の変異 が大きいことが,本属の分類を難しいものにしている.
 話題提供講演2.直海俊一郎(中央博):日本産メダカハネカクシ属メダカハネカクシ亜属についての覚え書き
 話題提供の内容については,「国内ハネカクシ情報」をご覧ください.
(4).ハネカクシ談話会関西支部例会のお知らせ
1998年10月25日(日曜日)大阪市立自然史博物館において,関西支部例会が開催され ます・午前10時から同定会,午後1時から例会となっています.お時間のある方は,ぜ ひご出席ください.連結先:林靖彦氏【住所はp.8】.
(5).1998年に発表されたハネカクシ上科についての論文や記録報告等のとりまとめ
 昨年同様に,7号のニュース(1999年2月発行予定)に,会員が1998年に発表された論 文や記録報告等を紹介いたしますので,1999年1月末までに,論文等の別刷あるいは発 表論文等のリストを,科博の野村周平氏まで送っていただけると幸いです.
連絡先:野村周平氏[住所はp.3].

2.ハネカクシ談話会第3回採集会のご案内
1998年の採集会を下記のプランで行いますので,都合のつく方はぜひご参加いただけ るようお願い申し上げます.
(1).採集会日程:1998年10月24・26日(土.日曜日)
(2).採集地および宿泊場所:10月24日に南房総の高宕山周辺で採集を行い,上総亀山 (JR久留里線終点)にて泊り,翌日(25日)は小櫃川河口にて海浜性のハネカクシなどを 狙おうと考えています.
(3).今年から,科博の野村さんが採集会幹事を担当されています.ですから,採集会に ご参加される方は,ひとまず,野村さんの方へご連絡ください.宿泊などの詳しい情報は, 参加者へ直接ご連絡いたします.
 〒169-0073 東京都新宿区百人町 3-23-1
 国立科学博物館昆虫第2研究室 野村周平

3.国内ハネカクシ情報:日本産メダカハネカクシ亜属の覚え書き
 日本産メダカハネカクシ属(Stenus)のメダカハネカクシ亜属(Stenus s. str.)については 21種がこれまでに知られている.ここでは,本亜属を9群に分類したが,そのように種 分けした目的は同定の便宜をはかるためであって,系統的な配列を示すためではない.こ れらの9群の中のいくつかは系統的にまとまりがあると仮定される種群であるが,その結 論を出すにはまだ時間がかかる.なお,配列については,V. Puthz博士の見解が取り込 まれている.
1.ホソフタホシメダカハネカクシ S. alienus Sharp (図,2)
 所見.上翅に黄色紋をもつが,脚が黄色なので,下記の8種から容易に区別できる. 九州から本州北部まで分布しているが,北海道からはこれまで正確な記録がない.雄交尾 器先端の三角部が長く,細い.
2.ヒメフタホシメダカハネカクシ S. biguttatus (Linnaeus)(図,1)
  オオフタホシメダカハネカクシ S. comma LeConte (図,4)
  フタホシメダカハネカクシ S. tenuipes Sharp (図,3)
 所見.体型:オオフタホシメダカハネカクシが明らかに大型(5mm前後),他の2種 は,通常4 -4.5 mm.
 上翅の黄色紋:どの種についても大きな紋をもつ個体と小さな紋をもつ個体がある.た だし,紋の大きさは,オオフタホシメダカハネカクシが断然大きい.
 脚の色:どの種も,通常暗色から黒色.
 雄交尾器:フタホシメダカハネカクシでは.中央片先端部の角張りがない.オオフタホ シメダカハネカクシの中央片先端部の三角部は,ヒメフタホシメダカハネカクシのそれと 仕べて,長く幅広である.
 分布.オオフタホシメダカハネカクシとヒメフタホシメダカハネカクシは,北海道だけ に分布しているが,フタホシメダカハネカクシは日本全土に分布している.従って,北海 道には3種分布することになり,北海道から獲られた個体の同定には注意を要する.
3・ナガメダカハネカクシ Stenus kobensis Cameron (図,5)
  スジグロメダカハネカクシ Stenus anthracinus Sharp(図,6)
  ツヤスジグロメダカハネカクシ Stenus alienoides Puthz(図,7)
 所見.3種とも大型で,体長4 -5 mm程度.
 体の光沢:ツヤスジグロメダカハネカクシは強い青色光沢をもつが,他の2種は通常 黒い光沢を放ち,稀に青みのある光沢を放つ個体もある.
 頭幅/前胸幅の比:ナガメダカハネカクシは・頭の幅が狭く.上翅より明らかに狭い点 で,他の2種から区別できる.
 雄交尾器:ナガメダカハネカクシの中央片先端の三角部が他の2種に比べて,非常に 大きく長い.スジグロメダカハネカクシの側片は,ツヤスジグロメダカハネカクシに比べ て,長いが,側片先端に生える剛毛はより短い. 
4.ドウボソメダカハネカクシ Stenus macies Sharp (図,8)
 所見.複眼間が幅広く,その上に縦隆起部を欠き,腹部が明らかに先端に向かい細くな る(和名の通り)ということから,第3群の3種から容易に区別できる.
 雄交尾器:中央片は細長く・先端側部が一様に丸まることから,第1−3群の種から容 易に区別がつく.
5.Stenus juno Paykull(図・9);Stenus indagator Eppelsheim(図,10)
 所見.メダカハネカクシ亜属では最も体が大きな群.体長約6mm.
 脚の色.S. junoは黒色で,他方,S. indagatorは黄色.
 雄の2次性徴:S. indagatorは腹部第3−6節腹板に,黄色の剛毛束があり,第5−6 節の束は巨大で,この形常によって,本種は日本産の他のすべての種から,容易に区別で きる.メダカハネカクシの王者の風格を具えた種.S. junoでは,腹部第7節腹板に四角 の窪みをもつ.
 雄交尾器.図9・10からわかるように,中央片先端部が極めて特徴的な構造をもつ.
 分布.いずれの種も北海道と本州(中部以北).
6.ルイスメダカハネカクシ Stenus lewisius Sharp(図,12)
  Stenus yamato Naomi (図,11)
 所見.体は脚も含めて黒色であり,腹部第3−6節背板のそれぞれに,3つの縦隆起部 を具えるなどで,他の群から区別できる.
 頭部と上翅.S lewisius は頭部が比較的小さく.上翅が非常に大きい.他方,S. yamato では,頭部が比較的大きく,上翅の幅が比較的狭いので,体全体が細い.
 雄交尾器.S, yamatoでは,中央片先端部が幅広く,一直線状に裁断されるが,S. lewisius では,先端部に向かい細くなり,先端部は丸まる.
 分布・S. lewisiusは日本全土,S. yamatoは本州と四国.
7.Stenus sauteri Bernhauer (図,13);Stenus nishikawai Naomi (図,14)
  Stenus amurensis Eppelsheim (図,15)
 所見.この3種は外見上非常によく似ている.体長3.5 - 4.5 mmの中型種で,脚はひざ 黒型.S. amurensisがもっとも小型種(3. 5 mm程度).
 体型と光沢.S. sauteriでは体の光沢が強く,腹部の幅が広く,腹側板(paratergit)が 広い.S. nishikawaiとS. amurensisでは,腹部が明瞭に後方に向かって狭くなり,腹 側板は狭い.
 腹部腹板上の剛毛束:いずれの種も,腹部腹板には,S. indagatorがもつ剛毛束と似た 剛毛束をもつが・剛毛束の発達は弱い・ただし,これら3種の中では,S. nishikawaiの  剛毛束がもっとも発達する.
 雄交尾器.S. nishikawaiの側片は中央片よりわずかに短いが,S. sauteriでは,中央 片と側片の長さはほぼ同じ.S. nishikawaiの交尾器が明らかに幅広い.S. amurensisの 中央片先端部には4対の剛毛が生えることから,他の2種から容易に区別がつく.
 分布.S. nishikawai 北海道・本州・九州.S. sauteri 北海道,本州.S. amurensis 北  海道.
8. Stenus calliceps Bernhauer(図,16);Stenus disterminus Puthz(図,17)
 ヒザグロメダカハネカクシ Stenus distans Sharp(図,18)
 Stenus clavicornis (Scopoli)(図,19)
 所見.大型種で、体長5mm内外、4種の外見は非常に以ている.体表の点刻が非常に 密で,多少とも皺状となる.体は光沢がある黒色で、脚は膝黒型.(これら4種のうち S. callicepsの標本は手元になく、形態について詳しいことはわからないが,西日本【岡山 県;鹿児鳥県】から記録されているようだ.ただし,雄交尾器は,他の3種から明らかに 異なる.再発見が望まれる種である.)
 腹部:S. clavicornisの腹部は弱く膨隆し、腹側板は幅広いが,S. distansとS. disterminusでは,腹部は強く膨隆し、腹側板は細長い.S. distansの腹部点刻は密だが, S. disterminusの点刻は疎である.
 雄交尾器:S. callicepsでは、中央片先端部が丸まる.S. disterminusでは中央片先端 部が半円状に大きく切れ込む.S. distansでは,中央片先端部がほぼ一直線状に裁断され る.S. clavicornisでは、中央片先端部が,V字状に深く切れ込む.
 分布.S. distans:北海道から鹿児島県徳之島まで広く分布する.S. disterminusの分 布は、現時点で南房総に限られているが、まだ色々な湯所から発見されると考えられる. S. clavicornis:北海道だけに分布する.
9. Stenus laborator SHarp(図,20);Stenus takedai Naomi(図,21)
 所見.これらの2種では、腹部腹側板が完全消失していることから,定義上Tesnus亜 属に含められるべき種であるが、系統的には明らかにヒザグロメダカハネカクシ系の種で あるから,本稿では,ハネカクシ亜属の構成種として扱った.
腹部.外見はお互いに非常に似ているので,区別しがたい.ただし,S. laboratorでは, 雄の腹部第7節腹板に縦長の窪みがあるが、S. takedaiではこの窪みを欠くので,雄では 容易に区別がつく.
 雄交尾器.S. laboratorの中央片が著しく膨れ,S. takedaiから容易に区別できる.
 分布.S. laboratorは北海道・本州(関西以北)に分布する.他方,S. takedaiは現在 関東地方だけからしか知られていないが,分布圏はもっと広いと思われる.
図の説明:1, S. biguttatus; 2, S. alienus; 3, S. tenuipes; 4,S. comma;5, S. kobensis; 6, anthracinus; 7, S. alienoides; 8, S. macies; 9, S. juno; lO, S. indagator; 11, S. yamato; 12, S. lewisius; 13, S. sauteri; 14, S. nishikawai; 15, S. amurensis; 16, S. calliceps; 17S. disterminus; 18, S. distans; 19, S. clavicornis; 20, S. laborator; 21, S. takedai【図4と 7はPuthz(1981),図15はPuthz(1974a),図16と18はPuthz(1974b),図17は Puthz(1993),図20はPuthz(1968)から,それぞれ引用した.それ以外は直海原図.】

 引用文献 Puthz, V. 1968. Die Stenus und Megalopinus-Arten Motschulskys und Bemarkungen 歟er das Subgenus Tesnus RDy, mit einer Tabelle der Pal蛎rktischen Vertreter (Coleoptera, Staphylinidae). Notul. Ent., 48: 197-219.
Puthz, V. 1974a. Weitere nordostpalaearktische Stenus-Arten (Coleoptera, Staphylinidae) Notul. Ent.., 54: 107-113.
Puthz, V. 1974b. Steninae (Coleoptera: Staphylinidae) aus der Volksrepublik Korea. Fragm. Faun., 19: 433-443.
Puthz, V. 1981. On some species of the genus Stenus Latreille from Taiwan, including description of new species, a key to the East Asiatic representatives of the comma-group, and a check list of species known from Taiwan (Coleoptera, Staphylinidae). Fragm. Col., (29/32): 115-124.
Puthz, V. 1993. Three new species of the genus Stenus Latreille from Japan (Coleoptera, Staphylinidae). Nat. Hist. Res., Chiba, 2(2): 179-184.

4.国外ハネカクシ情報
(1).『全世界産ハネカクシ科の日録』の出版近し!
 またまた,Lee Herman博士(American Museum of Natural History)が,やってくれ ました.実は,全世界のハネカクシの総目録の出版計画が彼によって進んでいます(ただ し,ヒゲプトハネカクシ亜科Aleocharinae,デオキノコムシ亜科Scaphidiinae,および アリヅカムシ亜科Pselaphinaeの3亜科を除く).彼の手紙によると,このプロジェクト は「a weekend project(休日プロジェクト〉」となっていますが(ほんとかいな?),9000 ページ!!!におよぷ原稿には,次の3部が盛り込まれているとのことです:(A)リネー時代 から現在に至るまでに記載された全ハネカクシの目録,(B)その期間に発表された全論文 のリスト,(C)ハネカクシ研究の歴史(ただし,C部はA・Smetanaさんとの共著).なお, C部にはハネカクシ研究者の顔写真付きとのことです.最初にびっくりすることは,原稿 の枚数の多さ(9000枚)ですが,その事は同時に「値段はどれくらいだろうか?」という, 財布との兼ね合いで一抹の不安をもたらします.
(2).世界のハネカクシ研究家の横顔−シリーズ2−
 Ales Smetana博士は、現代のハネカクシ研究者の中では,最もアクティブに活動され ている方の一人で,ハネカクシ亜科ハネカクシの分類に最も興味をもっておられます.し かし,彼のキャリアーはシラミ目昆虫の分類から始まりました.彼は,「チェコスロバキ ア産の寄生性シラミ目昆虫の分類と生活史」という論文で,1959年にチェコスロバキア 科学アカデミーから学位(Pb・D)を取得されています.シラミの研究と平行して,彼は1950 から1960年代に、ハネカクシ亜科ハネカクシの論文を主にドイツ語で,精力的に発表さ れています.彼は1971年にカナダのEntomological Research Institute(後の Biosystematics Research Centre)に移ってからは,ガムシ科を中心とした水生甲虫の同 定および分類の研究者として活躍しながらも,数多くのハネカクシ科甲虫の論文を発表さ れています.彼は,最近東アジアのQuediini族ハネカクシに興味を持っておられる関係 で,日本・台湾,中国で毎年のように調査されています.その成果の一部は日本鞘翅学会 報(Elytra)で発表されてい去す.1991年には千葉県立中央博物館の海外客員研究員とし て来日され.東日本を採集して回られました.彼の主な論文を下にあげておきます.
 Smetana,A.1958.Fauna CSR,svazek12,Staphylinidae I.Nakladatelstvi CSAV Praha.436pp.
 Smetana,A.1971.Revision of the tribe Quediini of America north of Mexico. (Coleoptera:Staphylinidae).Mem. Entomol. Soc. Canada,No. 79. 303pp.
 Smetana,A.1982.Revision of the subfamily Xantholininae of America north of Mexico.Mem. Entomol. Soc. Canada,No.120.389pp.
 Smetana,A.1988.Revision of the tribes Quediini and Atanygnathini. Part II. The Himalayan region (Coleoptera: Staphylinidae). Quaest. Entomol.,24(2): 163-464.
 Smetana,A.1995.Revision of the tribes Quediinia and Atanygnathini. Part III. Taiwan.(Coleoptera:Stapbylinidae). National Museum of Natural Science,Taichung. Special Publication No.6.146pp.
 Smetana,A.1996.Rove beetles of the subtribe Philonthina of America north of Mexico(Coleoptera:Staphylinidae):Classification,phylogeny and taxonomic revision. Mem.Entomol.Intern. Vol. 3.946pp. Associated Pubushers,Florida.

成田空港にて(右:Smetana博士;左:奥様Liseさん)1998年4月

 ハネカクシ談話会ニュースNo.6(1998年8月17日発行)
 発行責任者:直海俊一郎
 事務局:〒260-8682 千葉市中央区青葉町 955-2 千葉県立中央博物館
     直海俊一郎(TEL:043-265−3274;FAX: 043-266-2481)
 ハネカクシ談話会幹事(中央博:直海俊一郎);(科博:野村周平)
 関西支部事務局:〒666-0116 兵庫県川西市水明台 3-1−73
     林靖彦(TEL:0727-93−3712)
 関西支部幹事(川西市:林靖彦);(八幡市:伊藤建夫)


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