ハネカクシ談話会ニュース No. 4
The Newsletter of the Staphylinidological Society of Japan, No. 4

1998年2月13日発行
The Newsletter of the Staphylinidological Society of Japan
ハネカクシ談話会ニュース No. 4
    
 ニュース4号から、毎年の1号目はアリヅカムシ(又はハネカクシ科以外の科)の特集号として、独自の体裁で科博の野村が編集を担当することになりましたので、よろしくお願いします。
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事務連絡:
1.ハネカクシ談話会関西支部の発足にともない、会費をどこに納入したらよいかという質問が、関西の方からきています。関西支部(事務局:川西市)活動への参加及び、関西支部ニュースの配布をご希望の方は、別途関西支部事務局の方へ支部会費(500円)を納入下さい。また、関西支部だけに入会されることも可能です。ただし、関西支部の活動は、事前にハネカクシ談話会ニュースで連絡いたしますので、参加されたい方は、その情報をご利用ください。
2.ニュースNo. 3を発送したときに、宛名がはがれて中央博へ舞い戻ってきましたものが1部ありました。そのため、まだNo. 3のニュースを受け取っていない方がいらっしゃると思います。まだ受け取っておられない方は、誠にお手数ですが中央博までご連絡頂けますようおねがい致します。すぐ、ニュースを送ります。
3.バックナンバーをご要望の向きにつきましては,ご希望年度を明記の上、その年度分の会費(一年度80円切手6枚または480円)を事務局宛お送り下さい。但し発送時期は2月と8月に限らせていただきます。労力節減のためご協力よろしくお願い致します。
4.今年1月末現在で本会の会員数は60名となりました。号末に仮の会員名簿を掲載します。これにはまだ7桁の郵便番号やE-mail Addressなどが不足ですので、誤り又は不足のある方は至急事務局までお知らせ下さい。正しい会員名簿作成の資料と致します。
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世界&日本のアリヅカムシ近況

 ここ数年というもの、アリヅカムシの論文数というものは、世界的にはあまり多くありません。しかしながら、特にアジアのアリヅカムシについては大きな発見や動きがありました。また、日本ではアマチュアアリヅカ研究者の地道な努力により、すごい勢いでファウナの解明が進んでいます。それを以下に列記して、最近のアリヅカムシ状況を展望してみましょう。
1)Protopselaphinaeの発見とNewton & Thayer の体系
 Newton & Thayer (1995)は、甲虫界の大御所、Roy Crowson教授の80歳を記念した論文集の中で、ボルネオから3種を含む新属Protopselaphusを記載し、これがアリヅカムシとハネカクシをつなぐミッシング・リンクであるとして、新亜科Protopselaphinaeを創設し、従来のアリヅカムシ科をハネカクシ科の1亜科として取り扱いました。Protopselaphusは「原始のアリヅカムシ」というその名の如く、アリヅカムシの祖先的形質を集めたようなハネカクシ型の甲虫で、特にアリヅカムシでは見られない(ハネカクシには見られる)付節の爪の両側に1対の感覚毛を持つのが特徴的です(Jeannel, 1950などの爪側刺毛とは違う)。アリヅカムシ科が亜科に格下げされたことによって、従来のアリヅカムシのJeannelらによる5つの亜科は、上族(supertribe)として扱われるようになりました。野村は1997年の第1論文からこの体系に従っています。アリヅカムシ科が亜科に格下げされたのは、アリヅカムシではない、他のハネカクシ類の事情からそうなっているのであって、アリヅカムシ亜科がはっきりした単系統的なまとまりであることには何ら変わりありません。

2)アジアからのツチアリヅカムシ族 Mayetini の発見
 本会会員であられる石井規雄氏が千葉市内で採集され、直海氏のもとに渡った微小なハネカクシが、実はアリヅカムシであり、日本はおろか、アジアではまだ記録のない族、Mayetiniであることが判ったのは一昨年のことでした。採集されたのがわずか2個体であったため、石井氏と野村は数回にわたって採集場所を訪れましたが1頭も追加することが出来ませんでした。雄交尾器など、重要な形質の記述を欠いたままでしたが、Nomura & Naomi (1997)はこれをMayetia (Promayetia) ishiiana イシイツチアリヅカムシ(左図)と命名記載し、族の和名もツチアリヅカムシ族とすることにしました。本種は、体長は約1ミリほどですが、体色がうすく、体型も細長いため極めて見つけにくいアリヅカムシで、ハネカクシよりもカマアシムシに近いサイズです。何人かの会員の方は今年の野村からの年賀状に描いてあったので、御記憶のかたもおありでしょう。採集場所は千葉市花見川区柏井市民の森西縁の、スギ林に若干の照葉低木が混じった暗い林の土中だったそうです。これは何としても再採集したい種類です。会員の皆さんも是非気を付けて探していただけませんでしょうか。

3)東アジアのオノヒゲアリヅカムシ族Bythininiに関する研究
 デオキノコムシの権威であるジュネーブのI. L喘l博士とモスクワのアリヅカムシ研究者、S. A. Kurbatov氏らが中心となって、最近中国や台湾など東アジアのオノヒゲアリヅカムシが続々と書かれています。Kurbatov (1994)は極東ロシアのBryaxis属をまとめ、10種としました。これには日本、朝鮮半島との共通種が含まれます。さらにKurbatov & L喘l (1995)は東アジアのBryaxisを整理し、従来極東ロシア、中国、韓国、日本から知られる35種に加えて中国産8新種を記載した上、ArcobythusとBythiniamaの2亜属をBryaxisのシノニムとしました。 中国からはCoulon & Li (1995)がB. koltzeiを記録しました。また、L喘l & Kurbatov (1995)は中国、台湾およびタイからTychobythinus属のそれぞれ1新種を記載し、東および東南アジアにおける本属を整理しました。この属は日本からはNomura (1996)によって、千島から記載されたT. aino Kurbatovが阿武隈地域から知られていましたが、 L喘l & Kurbatov (1996a)はさらに四国から新種T. japonicusを記載しました。また、この論文で日本産のBythoxenites属8新種を記載しました。しかし、この論文ではTanokuchi (1990)が記載した3新種が見落とされていたため、重複する種があるようです。このことを含め、現在、 L喘l, Kurbatov & Nomuraが日本産Bythinini族のさらなるまとめを行なっている(投稿中)ところです。 L喘l & Kurbatov (1996b)はまた、台湾産Bryaxis属19新種を記載しています。これらによって東アジア産のオノヒゲアリヅカムシ族はかなり充実してきたように思えます。しかし実は少なくとも日本に関してはまだ、半分も判っていないというのが現状なのです。アジアのアリヅカムシの何と多様なことか!

4)日本及び周辺地域産ヒゲブトアリヅカ類の研究
 Nomura (1997a, b, c)は日本及びその周辺のヒゲブトアリヅカを再検討し、つぎのような新タクサを記載しました。括弧内は基準産地です。Micrelytriger gen. nov. コバネヒゲブトアリヅカムシ属:M. mirabilis コバネ〜(奄美大島:右図),M. nakatai オキナワコバネ〜(沖縄本島北部),M. loebli タイワンコバネ〜(台湾中部)以上Nomura, 1997a.Diartiger fossulatus izuinsulicola ssp. n.(伊豆神津島),D. f. morimotoi ssp. n.(佐賀県基山),D. f. imasakai ssp. n.(島原半島),D. f. hirashimai ssp. n.(宮崎県綾),D. kubotai sp. n. クボタヤマトヒゲブト〜(福岡県英彦山),D. kunmingensis sp. n. ユンナンヒゲブト〜(中国雲南省昆明市)以上Nomura, 1997b.Triartiger klapperichorum sp. n. コミフシヒゲブト〜(台湾奮起湖),T. reductus sp. n.ツシマミフシ〜(長崎県対馬)以上Nomura, 1997c(文献はそれぞれ次章を参照).

5)日本各地地域ファウナの解明
 今年も全国各地で地域の昆虫相調査が行われ、多くのリストが発行されました。最近は小甲虫への関心が高まり、同定する方は大わらわですが、リストの精度が上がり、レベルアップするのは大歓迎です。野村が把握することの出来たアリヅカ関係のリストは以下の通りです。西島浩・早川博文(1997)(渡島)大島漁港建設に伴う環境調査報告書(日本新記録を含む2種);北海道環境科学センター編(1996)「すぐれた自然地域」自然環境調査報告書 道東圏域(山岳部)12地域(置戸8種,チミケップ湖6種,紋別沢木海岸2種);金子義紀(1997)(次章岸本報文を参照)大田区のコウチュウ目(5種ー疑問種有);野村周平・南部敏明(1996)アリの採集で得られた埼玉県のアリヅカムシ(既知種をまとめて28種);小田博(1996)埼玉県産アリヅカムシ科10種〔前報に含まれない4種を含む);平野幸彦(1997)(次章参照)丹沢山地動植物目録(44種ー名前がある種のみ);降籏剛寛ほか編(1997)松本市の昆虫(31種ー種未確定種を含む);中川秀幸ほか(1996)(富山県)有峰の昆虫類(10種ー疑問種有).他に野村の佐賀県や阿武隈山地のリストがある(1996)が省略。

<引用文献> Newton & Thayer, 1995. Pakaluk & Slipinski eds., Biology, Phylogeny, and Classification of Coleoptera, pp. 219-320; Nomura & Naomi, 1997. Jpn. J. Ent., 65: 556-561; Kurbatov, 1994. Russ. ent. J., 3: 39-47; Kurbatov & L喘l, 1995. Archs. Sci., Geneve, 48: 161-172; Coulon & Li, 1995. Bull. Annls. Soc. r. belge Ent., 131: 483-486; L喘l & Kurbatov, 1995. Mitt. schweiz. ent. Ges., 68: 297-304; Nomura, 1996. Mem. natn. Sci. Mus., Tokyo, (29): 113-124; L喘l & Kurbatov, 1996a. Rev. suisse Zool., 103: 919-938; L喘l & Kurbatov, 1996b. Bull. natn. Mus. nat., Sci., Taichung, (8): 1-22.
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ハネカクシ関係論文・報文情報

 今年度から年度始めの号に本会会員の前年度(今号は1996年分も)発表した論文を紹介することにしました。今回ご紹介できなかった分も後の号でご紹介したいと思いますので、編集局宛、別刷またはコピーを各一部お送り下さるか、タイトルをお知らせ下されば、誠に幸いです。短報でも結構ですからどしどしお寄せ下さい。今回別刷をお送りいただいた、林靖彦さん、岸本年郎さん、西川正明さん、田添京二さん、平野幸彦さんに厚く御礼申し上げます。ご協力誠に有り難うございました。
 本会では著者からのご希望がない限り、別刷配布の斡旋はいたしませんので、悪しからずご了承下さいますようよろしくお願い申し上げます。

<分類:ハネカクシ(アリヅカムシを除く)関係>
Hayashi, Y., 1996a. New brachypterous Lathrobium species from Mt. Amaichi, Hyogo, Japan. Ent. Rev. Japan, 51: 15-21.
Hayashi, Y. 1996b. New record of Staphylinidae from Japan (3). ibid., 51: 22. (Phacophalus, Sepedophilus)
Hayashi, Y. 1996c. New record of Staphylinidae fromTaiwan. ibid., 51: 110. (Rugilus, Philonthus)
Hayashi, Y., 1997a. Studies on the Asian Staphylininae III. The characteristics of Xanthopygini. Elytra, 25: 475-492. (Xanthopygus, Xanthopygini)
Hayashi, Y., 1997b. Studies on Staphylinidae from Japan, IV. Ent. Rev. Japan, 52: 25-37. (Eucibdelus)
Hayashi, Y., 1997c. New record of Staphylinidae fromTaiwan. ibid., 52: 38. (Rugilus, Philonthus)
Kishimoto, T., 1997. The genus Tetrabothrus from Japan, with description of a new species from Hokkaido. Elytra, 25: 445-450.
Naomi, S., 1997. Taxonomic study on Stenus wasabi Hromdka and its allied species, with discussion on the internal structure. Jpn. J. Ent., 65: 600-611.
Naomi, S. & M.Maruyama, 1997. A revision of the genus Sepedophilus Gistel from Japan: species group of S. armatus Sharp. Jpn. J. syst. Ent., 3: 239-257.

<分類:アリヅカムシ関係>
Nomura, S., 1997a. A new Clavigerine genus, Micrelytriger, from Taiwan and Japan. Bull. natn. sci. Mus., ser. A (Zool.), 23: 115-126.
Nomura, S., 1997b. A systematic revision of the Clavigerine genus Diartiger Sharp from East Asia. Esakia, (37): 77-110.
Nomura, S., 1997c. A revision of the Clavigerine Genus Triartiger Kubota from Taiwan and Japan. Elytra, 25: 435-444.
Nomura, S. & S. Naomi, 1997. Discovery of the Genus Mayetia from Japan, with description of a new species. Jpn. J. Ent., 65: 556-561.

<分類:チビシデムシ他>
Nishikawa, M., 1996. The true identity of a Japanese species of the genus Pteroloma. Elytra, 24:111-112.
Nishikawa, M., 1997a. A new Catops of the hilleri group from Japan. ibid., 25: 117-121.
Nishikawa, M., 1997b. Lyrosoma iturupense Hlisnikovsky from Hokkaido, North Japan. ibid.: 121-122.
Nishikawa, M., 1997c. Sciodrepoides watsoni (Spence)(Col., Cholevidae) from the Kuril Archipelago. ibid.: 348.
Nishikawa, M., 1997d. Occurrence of a Sciodrepoides species (Col., Cholevidae) on the Islands of Tsu-shima, West Japan. ibid.: 431-434.

<地方ファウナ関係>
大塚勲,1997.熊本県のハネカクシに関する資料(4).熊本昆虫同好会報,43(2): 13-19.
平野幸彦,1997.甲虫類.神奈川県環境部編 丹沢大山自然環境総合調査報告書,丹沢山地動植物目録.pp. 123-183.
西川正明,1997.シデムシ類とコガネムシ上科.同上.pp. 206-214.
岸本年郎,1997.大田区のハネカクシ類.大田区編 大田区自然環境保全基礎調査報告書「大田区の昆虫」.pp. 164-167.

<その他>
田添京二,1997.踊るハネカクシ.月刊むし,(322): 35. (カタモンオオキバハネカクシの行動)
野村周平,1997.アリヅカムシの飛翔.インセクタリウム,34(2): 22-30.
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ハネカクシ研究動向3題

1.M. Hansen (1997) 2論文紹介
 デンマークの(主に)ガムシ研究家、Michael Hansen博士が昨年末すごい大論文2編をものされましたので、以下に紹介します。
1) Hansen, Michael. 1997. Evolutionary trends in "staphyliniform" beetles (Coleoptera). Steenstrupia 23: 43-86.
2) Hansen, Michael. 1997. Phylogeny and classification of the staphyliniform beetle families (Coleoptera). Biologiske Skrifter, Det Kongelige Danke Videnskabernes Selskab 48: 1-399.
 2の論文ではおよそ120の成虫、幼虫の形態形質に基づいて、現在使用されるほとんどの亜科について系統解析を行い、クラドグラムを作成しています。ちなみに科レベルのクラドグラムのトポロジーは九大上野輝久氏の紹介文(メールで研究者宛送られた)から引用すると次のようになるそうです:(((((((Silphidae+Apateticidae)+Staphylinidae) +Empelidae)+Scaphidiidae)+Scydmaenidae)+(((Ptiliidae+Hydraenidae)+Leiodidae)+Agyrtidae))+((((Histeridae+Synteliidae)+Sphaeritidae)+((Spercheidae+Hydrophilidae)+(((Hydrochidae+Georissidae)+Epimetopidae)+Helophoridae)))+Scarabaeoidea))。この大論文は、先の(Hansen, 1991)ガムシの大論文と同じシリーズの出版物で、デンマークの古書肆Appollo Booksで扱っている(本体が600クローネ)そうですが、野村は注文後まだ入手しておりません。いずれ、直海さんに解説をお願いしたいものです。1の論文はこの系統関係に基づいてStaphyliniformia各群の食性や生態の進化を再現したものです。

2.デオキノコムシ亜科のカタログ
 ジュネーブのIvan L喘l博士が以下のようなデオキノコムシ科のWorld Catalogを出版されました(1997年)。
L喘l, I., 1997. Catalogue of the Scaphidiinae. Instrumenta biodiversitatis, No. 1, 192pp.
 これは世界中のデオキノコムシ、45属約1300種を扱ったもので、文献、タイプ産地、タイプの所在、シノニム、分類学的地位の変更を列記した本格的なカタログです。デオキノコムシに興味のある人には必携の本になると思われます。定価は50スイスフランで、以下の宛先に注文すると購入できます:Mus志n dユHistoire Naturelle, c/o Mme Dinise Maier, Case postale 6434, CH-1211 Geneve 6, SWITZERLAND. Fax: 4122 418 63 01

3.ハネカクシ研究に役立つ(かもしれない)インターネット情報
 あらゆるものがデジタル化の今日、ハネカクシ関係の情報も次第に充実してきました。インターネットにおいてもハネカクシ専門のホームページが出来たりして、その進捗ぶりには目を瞠るばかりです。昔気質の虫屋には厳しい世の中になってきてしまいましたが、野村が今までにたどり着いた情報を整理してお知らせしておこうと思います。
 世界のヒゲブトハネカクシ亜科画像データベース http://www.nhm.ukans.edu /ksem/aleoshow.cgi#overview:ハネカクシ関係では恐らく最も充実したインターネット公開のデータベースでしょう。各種の全体図、部分図、分布(国名)などの情報が居ながらにして参照できるすごいものです。カンザス大学のJ. S. AsheとK.-J. Ahnが構築したもので、野村は確認していませんが、ほとんどすべての族および亜族を網羅していると思われます。ヒゲブトを研究する人ばかりでなく、甲虫研究者必見です(右下図)。
 アメリカモンシデムシのページ(ネブラスカの野生動物): http://www.ngpc.state.ne.us/wildlife/beetle.html:アメリカモンシデムシ(Nicrophorus americanus)は、アメリカ北西部に生息する大型のモンシデムシで、絶滅に瀕しており、手厚く保護されている一方、非常に研究が進んでいます。Nebraska Wildlifeというホームページの中の1枚で、コガネムシ学者のRatcliffが、本種の生態、保護の状況などについて解説しています。
 西川正明のホームページ: http://pweb.aix.or.jp/~masa-n/:本会会員でもあられる西川正明氏が個人で開設されたホームページです。著作目録、シデムシ・チビシデ文献目録(1991までだが膨大な数。極めて有用)、神奈川虫報目録(100号まで)が掲載されています。ただしこのプロバイダが自主廃業のため、URLが変わるとのことです。
 日本産アリ類カラー画像データベース:http://ant. dna.affrc.go.jp/Ant.WWW/htmls/index. html:日本の昆虫界で、おそらく最も充実したすごい画像データベースです。好蟻性ハネカクシのホストを調べる時などに有効かも
。  蝶と昆虫のリンク集(Jamides home page):http://ux01.so-net.or.jp/~jamides/links.html:蝶屋の高波雄介氏が開設されているJamides home pageの中のリンク集で、昆虫関連ホームページの最も充実したリンク集として有名です。昆虫学ばかりでなく、旅行情報などいろいろな面で役に立ちます。
 BIOSIS:http://www.biosis.org/:属名など分類群名の所属がわからないとき、また、それに関する情報が知りたいときに、Taxonomy & Nomenclatureの項目を使って検索できます。BIOSISはZoological Recordを発行している生 物情報団体です。 (右図:ヒゲブト・データベースの1頁)
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ハネカクシ談話会会員名簿(仮)
(1998年1月31日現在;50音順;TF:は電話FAX共通を示す)

氏名 郵便番号    住所 電話番号他 

<以下省略>

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 ハネカクシ談話会ニュースNo. 4 (1998年2月13日発行)発行責任者:野村周平
 事務局:〒260 千葉市中央区青葉町955-2 千葉県立中央博物館 直海俊一郎 (TEL: 043-265-3274; FAX: 043-266-2481)
 ハネカクシ談話会幹事(中央博:直海俊一郎);(科博:野村周平)
関西支部事務局:〒666-0116 兵庫県川西市水明台3-1-73 林靖彦(TEL: 0727-93-3712)
 関西支部幹事(川西市:林靖彦);(八幡市:伊藤健夫)

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