ベニバナボロギク
Crassocephalum crepidioides (Benth.) S.Moore
キク科 合弁花 一年草
分布 全国
高さ 30〜70cm
花の時期 3月〜11月

何本かに分かれた枝の先に下向きに頭を下げたように花の集まりがつく。花の色はこいオレンジ色。花がさくとすぐに、白い毛(冠毛)がたくさん見られる。葉はあざやかな緑色で、ふちにギザギザがあり、やわらかい。茎には水気がおおい。

アフリカ原産の帰化植物で、戦後日本にやってきた。

森の樹木が切られた明るい山の斜面や畑のうねの間などによく生える。同じところでは数年間は元気にふえるが、やがて別な所に生える場所がかわる性質がある。春から冬近くまで、草がかれてしまわなければ、茎や葉を伸ばし、花をつける。

葉や茎は、ゆでて食べることができる。シュンギクのような香りがあり、野草の仲間ではうまいほうといわれるが、日本ではあまり利用されていない。中国の南の方や東南アジアの国では、野菜のようにして食べる。

良く似た仲間にダンドボロギクがある。このキクの花は上を向くので区別ができる。あまりうまくない。