渡邊眞之 微小藻スケッチ集

渡邊眞之 形の記録

「百聞は一見にしかず」といわれるように、物の形を言葉と数字だけで表現したり、記録したり、比較することは案外難しいものだ。 そのため、昔からスケッチや写真によって記述を補う。またスケッチと写真は藻の異なった側面を記録することができるので、記述、スケッチ、写真を併用するのが理想的かもしれない。 顕微鏡写真は対象の一断面をそのままに記録するものだが、スケッチは対象をいくつもの断面で見て、いったん脳で再構成を行ってから、情報を手に伝えて絵にするものなので、写真とは根本的に異なる。 観察者の体のいくつもの器官を時間をかけてつかうことから、記録の手段としてばかりではなく、対象を詳しく観察する方法としても最適だ。顕微鏡によるスケッチは、絵描きのデッサンと同様、訓練と技術を要する。-微小藻の世界 日本のアオコ より-

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アッベ式描画装置を付けた顕微鏡

スケッチの見方と内容

渡邊眞之氏スケッチ内容

※このスケッチ集の学名は、渡邉眞之氏が用いていた学名を使っている。多くの微小藻類の学名は遺伝子解析の進歩などにより属名の組み替えが行われており、現在使われている学名とは異なっている場合も多い。利用にあたっては注意をお願いしたい。

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