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産業技術史講座 産業技術史資料情報センター
9/10(土)

「産業と暮らしを支える銅」

前・産業技術史資料情報センター主任調査員/酒匂 幸男
 古代文明は石器時代を経て、銅、青銅器時代、鉄器時代と発展してきたが銅は人類が最初に使った金属で、以来今日まで産業と暮らしの発展を支え続けている貴重な金属材料である。ここでは先ず@銅(銅合金を含む)がどのように使われてきたか銅の歴史を振り返り、A銅はどのような特長があるのか、B現在どのように使われているのか概要を説明する。
次に銅の製造法について製造の歴史を振り返りながら特に世界第2次大戦敗戦後今日までどのように発展してきたか又これからの課題は何かについて述べる。
1)銅の歴史
世界最古の銅製品。日本の青銅器時代。奈良時代から明治時代
2)銅の特長
電気の良導体。熱伝導性に優れる。展延性に富む。加工性が良い。抗菌作用がある。熱間鍛造性が良い。ばね性に優れる。磁気を帯びない。耐食性が良い。めっきや半田付が容易。美しい。
3)銅の製造工程
鉱石から製品(電気銅等高純度品)になるまでの製造工程の概要。日本の誇れる技術。日本国内鉱山の辿った道と原料調達の苦労。資源枯渇とリサイクルの重要性。
4)21世紀の銅産業のあり方
時間 午前10時〜午後18時30分(入場は18時まで) ※土日は休館です
会場 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館5階 産業技術史資料情報センター展示ギャラリー
対象 どなたでも
費用 無料
申込方法 申し込みは不要です