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産業技術史講座 産業技術史資料情報センター
11/10(土)

石鹸・合成洗剤の技術発展の歴史

前・産業技術史資料情報センター主任調査員/中曽根 弓夫
 洗剤は身体をはじめ衣類や住まいなど身の周りを清潔にするため、日常生活に欠くことのできない必需品となっています。一口に洗剤と言っても用途は多岐にわたるため、今回は、一番の生活最寄品であり、且つ市場規模が最も大きい家庭用の衣料用洗剤にフォーカスすることにします。
 紀元前2500年頃、西洋の古代人が「石鹸らしきもの」を偶然に発見したことが、洗浄のみならず、紡績や織物、染色、紙、皮革工業などにおいて潤滑剤や分散剤として多用され産業の発展を促したこと、また後に合成界面活性剤が発明される際に重要な示唆を与えたことは想像に難くありません。
 現在、我が国における衣料用洗剤はコンパクト洗剤が主流となっていますが、これは国産の技術開発によるものであり、この分野において世界のデファクトスタンダードにもなっています。
 以上の経緯を踏まえ、国産の石鹸が最初に製造された明治時代初期から、現在のコンパクト洗剤の開発に至るまでの技術発展の歴史を概説します。
時間 午前10時〜午後18時30分(入場は18時まで) ※土日は休館です
会場 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館5階 産業技術史資料情報センター展示ギャラリー
対象 どなたでも
費用 無料
申込方法 申し込みは不要です