産業技術史講座 | 産業技術史資料情報センター | ||||
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7/14(土) |
「水力発電の役割と発電用水車の変遷」
前・産業技術史資料情報センター主任調査員/田中 宏
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わが国の水力発電は、明治45年に水主火従の時代に入ってから戦後の昭和30年代に至るまで、わが国のベース電源としてわが国産業の発展・復興に大いに貢献してきた。 また、昭和30年代後半からは、海外の大形水力開発プロジェクト向けに大容量水車を製作するようになり、世界屈指の大容量水車を大量に輸出するようになった。 一方、国内では、大容量の火力発電と原子力発電の比率が高まるにつれ、電力の供給が需要の急速かつ大幅な変動に十分追随できなくなる懸念が出てきた。このためわが国では、昭和40年以後、負荷変動に対する追随性に優れた揚水発電が多く建設されるようになった。現在、わが国の水力発電容量の半分以上が揚水発電であり、その揚水発電に用いられるポンプ水車に関しては、わが国の技術が世界をリードしている。 これらの水力発電の役割の変遷と、それにあわせて発展してきた発電用水車および揚水発電用ポンプ水車について概説する。 |
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時間 | 午前10時〜午後18時30分(入場は18時まで) ※土日は休館です | ||||
会場 | 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館5階 産業技術史資料情報センター展示ギャラリー | ||||
対象 | どなたでも | ||||
費用 | 無料 | ||||
申込方法 | 申し込みは不要です | ||||