記念展示「ハゼの世界とその多様性」
ハゼはスズキ目ハゼ亜目に属する魚の総称で、これまで2,000種以上が報告されています。この数字はハゼが魚類の約10分の1の種数を占めていることを示しており、新種の発見は今もなお続いています。ハゼは分類学だけでなく、進化学、生態学などの研究分野からも注目を集める魚なのです。このたび、天皇陛下の御即位20年を記念して、ハゼの研究の第一線でご活躍される天皇陛下のご研究を紹介し、さらに研究者たちが解明してきたハゼの多様性を解説します。
天皇陛下のお名前がつけられたハゼ
天皇陛下のお名前がつけられたハゼ
Exyrias akihito Allen and Randall, 2005
■講演会*講演会は終了しました。
日時  平成22年1月31日(日)午後2時〜4時
場所  日本館2階講堂
演題
「“ハゼ展”の開催にあたって」
講師: 篠原 現人(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹)
「ハゼ学入門」
講師: 林 公義(横須賀市自然・人文博物館 館長)
「ハゼは,なぜこれほど多様なのか?:DNA解析が明らかにした種の多様化の歴史」
講師: 向井 貴彦(岐阜大学 地域科学部 准教授)
募集  100名
申し込み方法  下記必須事項を記入の上、メール又は往復はがきでお申し込み下さい。

【必須事項】(1)参加者の氏名、(2)住所、(3)電話番号、(4)年齢、(5)職業、(6)イベント名 
【メールアドレス】kikakuten@kahaku.go.jp  
【往復はがきお申込み先】
 郵便番号110-8718 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 企画展示担当係

締切  平成22年1月27日(水)必着
注意 ・通常入館料が必要です(一般・大学生600円、高校生以下無料)
・家族またはグループでの参加希望の場合は、参加者全員の氏名、年齢をご記入ください。
・申込者多数の場合は、抽選となります。
■展示内容
天皇陛下のご研究
ハゼ写真ハゼの形態学と統計分類学
天皇陛下のご研究を論文・著書や標本資料などをとおして紹介します。
展示配置図
展示配置図(日本館1階中央ホール)
ハゼのイラスト
ハゼのイラスト
身近な隣人たちの素顔
ハゼの世界を科学的に見る
ハゼの大きさ写真ハゼのさまざまな姿や生息場所のちがいを水中写真の液浸標本をつかって紹介します。
ハゼの形態と分類
ハゼの形態と分類写真 研究者はどこをみているのだろう
色や形以外にも、いろいろなところに特徴が隠れています。
ハゼの起源と進化
ハゼの類縁関係写真 研究者を悩ます親類さがし
ハゼ同士の類縁関係やハゼに近縁と考えられている魚たちを紹介します。
ハゼの生態写真
ハゼの生態
研究者やダイバーを魅了する
繁殖方法、共生関係など、ハゼのさまざまな生態を写真や映像でご覧下さい。