バックナンバー

特別プレゼントの情報は、配信のメールマガジンのみに掲載しております。

第783号

┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳

 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 

  科博メールマガジン第783号

    発行日:2018年4月19日

   http://www.kahaku.go.jp/

 

 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻

 

 明日から企画展「沖縄の旧石器時代が熱い!」が始まります(〜6月17日ま

で)。沖縄の各地で相次ぐ旧石器時代の大発見について、まるで洞窟のような

展示室でご紹介します。熱気あふれる企画展にぜひお越しください。

 

 

 ※ 科博メールマガジンは、国立科学博物館が毎週木曜日に発行しています。

 ※ このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。

 

▼- 目 次 -▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼

 

 ■ エッセイ       「しっぽのあるクモの発見」

 ■ 筑波実験植物園だより 「春4月」

 ■ お知らせ

■ 壁紙プレゼント(4月カレンダー付き)

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ エッセイ ◆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 しっぽのあるクモの発見                

 

            

                        動物研究部 小野 展嗣

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

 

 韓国での冬季オリンピックのさなか、「小平『金』」の大見出しが1面を飾

った新聞のその裏側の頁に、「クモに尾見つけた 1億年前の琥珀」という小

さな記事が載っています(読売新聞2月19日朝刊)。クモ類の研究者にとって、

このニュースは五輪以上にエキサイティングなもので、それを見つけて記事に

した記者の方に金メダルを差し上げたいと思います。

 

 この話題の元になった論文は、今年になって英科学誌『ネイチャー・エコロ

ジー・アンド・エボリューション』に掲載されました。中国・欧米の合同チー

ムの成果で、研究をまとめたのは私の友人でもあるジェイソン・ダンロップと

いう、ベルリン自然史博物館で活躍する英国人の古生物・クモ学者です。ミャ

ンマー北部の約1億年前(中生代白亜紀)の地層から出る琥珀の中に封じ込め

られたこの化石の「クモ」には、サソリモドキやコヨリムシを連想させるしっ

かりとした尾が生えていました。

 

 クモ目には古生代ペルム紀に絶滅したとされるクモガタムシ亜目と、現生の

ハラフシグモ亜目およびクモ亜目の3つのグループが知られています(岩波生

物学辞典第5版)が、キメララクネ(ヤギの体にライオンの頭とヘビの尾をも

つギリシア神話の怪獣キメラとアラクネ=クモの合成語)と名付けられたこの

虫は、クモ目の新しい亜目と推定されました。

 

 しかし、同時にこの種を研究した別の中国・米国チームは、この動物はクモ

類の姉妹群であるクモガタムシ類に属し、この虫が中生代まで生き残っていた

証拠だとしています。いずれにしても、中生代に生きていたこの虫の発見によ

って、クモ類の系統樹が大きく描き変えられることは確かです。

 

 この「クモ」の基準標本は中国科学院の南京地質古生物研究所に保管されて

います。本来は産地であるミャンマーの博物館で保管されるべき標本ですので、

将来、ミャンマーの研究環境が整うことを願ってやみません。

 

    

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ 筑波実験植物園だより ◆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 春4月

 

  

                      筑波実験植物園 谷村 貴子

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 新しい場所で、新しい人と、新しい仕事に就いた方。いつもの場所で、いつ

もの人と、いつもの仕事に就いている方。それぞれに春がやってきたことでしょ

う。

 

 植物園の春はイベントが目白押しです。まずは、4月14日から始まりました

「さくらそう品種展」(〜22日まで)、そのあとに「クレマチス園公開」(4月

28日〜6月3日)、「高山植物」展(5月19日〜27日)と続きます。さらに、

4月21日には「科博オープンラボ2018」が開催されます。

 

 オープンラボ特別企画として植物園では、普段は見ることのできない栽培エ

リアをご案内する、毎年恒例の「植物園バックヤードツアー」を行います。植

物園で栽培されている7000種の植物のうち、常時公開されているのはおよそ半

分の3000種ほど。残りはこのバックヤードで大切に栽培されているのです。こ

こには絶滅危惧植物などの貴重な植物がたくさんあります。そんなとっておき

の場所を、研究員がご案内します。定員は限られていますが、ぜひご参加くだ

さい。

 

 春の植物園は、新緑と美しい花々で賑やかそのものです。歩いているだけで、

楽しい気分になれます。この機会にどうぞお越しください。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ お知らせ ◆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

企画展「沖縄の旧石器時代が熱い!」              <予告>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 日本の人類史上で最も古くて長い旧石器時代。そのころの日本列島に暮らし

た人々の生前の姿を現代に伝えてくれる人骨の大半は沖縄で発見されています

が、彼らの暮らしぶりは長い間、謎とされてきました。その沖縄で、近年、旧

石器時代の大発見が相次いでいます。本展では、そんな熱気あふれる沖縄旧石

器時代研究の最新情報を紹介します。

 

[開催期間]2018年4月20日(金)〜6月17日(日)

[会  場]日本館1階 企画展示室

  

 詳しくは下記をご覧ください。 

 http://www.kahaku.go.jp/event/2018/04okinawa/

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

自然史教育フィールド観察会「海藻1(野外活動編)」   <参加者募集>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 海藻の観察・採集など、学校の教育活動に実用可能な自然史研究の技術を講

習します。

 

[開催日時]2018年5月3日(木・祝)12:00〜14:00

[会  場]神奈川県七里ヶ浜

[講  師]植物研究部/北山 太樹

[申込方法]WEBまたは往復はがき(4/20締切・消印有効)

[定  員]20名

[対  象]学校教員

[備  考]「海藻2(室内活動編)」への参加は必須ではありません。

      江ノ島電鉄稲村ヶ崎駅集合、現地解散です。雨天決行。

  

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/all.php?id=0001516943003346

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

自然史教育フィールド観察会「海藻2(室内活動編)」   <参加者募集>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 海藻の標本製作や同定方法など、学校の教育活動に実用可能な自然史研究の

技術を講習します。



[開催日時]2018年5月4日(金・祝)12:00〜15:00

[会  場]地球館3階 実験実習室

[講  師]植物研究部/北山 太樹

[申込方法]WEBまたは往復はがき(4/20締切・消印有効)

[定  員]10名

[対  象]学校教員

[備  考]「海藻1(野外活動編)」への参加は必須ではありません。

  

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/all.php?id=0001516944931923

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

4月の夜間開館関連イベントについて             <ご案内>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 上野本館では、金曜日・土曜日は20時まで開館しています。(入館は閉館時

刻の30分前まで。)夜間開館関連イベントも実施しますので、この機会にぜひ

お越しください。

 

 4月の夜間開館関連イベントの詳細は、下記をご覧ください。 

 http://www.kahaku.go.jp/news/2018/premium_04/

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

特別展「人体―神秘への挑戦―」                

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

 

 私たちの体は神秘に満ちています。自らを生かし、動かすものの仕組みを理

解するために、人類は多くの挑戦を重ねてきました。本展覧会では、ルネサン

ス期以降の先人たちの努力の歴史と功績を振り返りながら、人体の構造と機能

を解説するとともに、それが最先端の研究でどのように変わりつつあるのかを

紹介します。

 

[開催期間]2018年3月13日(火)〜6月17日(日)

  

 詳しくは下記をご覧ください。 

 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2018/jintai/

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

科博NEWS展示「日本固有のいきもの大集合」

※間もなく会期終了です       

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 当館が作成した「日本固有種目録」の公開に合わせて、各生物群で明らかに

された日本固有生物を、標本や写真入りパネルを用いて紹介します。

 

[開催期間]2018年3月24日(土)〜4月22日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2018/03hotspot/hotspot.pdf

 

   

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

コレクション特別公開「さくらそう品種展」:筑波実験植物園

※間もなく会期終了です

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 江戸時代に、さくらそうの品種がどのように作られていたのか、科学的な研

究から探ります。また、野生種から作出された100種を超える園芸品種を、江

戸時代から続く伝統的な展示方法でご覧いただけます。

 

[開催期間]2018年4月14日(土)〜4月22日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2018/04sakura/index.html

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

UENO WELCOME PASSPORT−上野地区文化施設共通入場券−販売中 <ご案内>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 上野地区の文化施設をお得に楽しめる共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」

を、4月1日から販売しています。このパスポートで、10施設の常設展等に各

1回入場できるほか、「特別展チケット」が付くタイプでは指定の特別展から

1つを選びご観覧いただけます。ぜひご利用ください。

 

[販売・利用期間]2018年4月1日(日)〜9月30日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://ueno-bunka.jp/news/welcome-passport201804/

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

国立科学博物館Facebookページ更新中!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 上野本館の情報を中心に、科博の「今」を写真付きでお届けしています。

Facebookユーザーでなくても閲覧可能ですので、ぜひご覧ください!

 

 https://www.facebook.com/NationalMuseumofNatureandScience

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

自然教育園見ごろ情報

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 園内の植物、鳥、昆虫等の見ごろ情報を毎週更新して紹介しています。

 

 http://www.ins.kahaku.go.jp/season/index.php

 

  

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

自然と科学の情報誌「milsil(ミルシル)」通巻62号と定期購読について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 「思いついたらやってみる」。子どものころ、朝顔の花で作った色水に、ふ

と思いついて石けん水を入れてみたら色が変わり、リトマス試験紙と同じ! 

と発見したり、カエルの体色が変わるところを見てみたいと思い、色紙を巻い

たビンにカエルを入れてみたはいいけれど…、ということがあったり。子ども

ながらに考えてやってみたことの数々を思い出しました。

 巻頭の「サイエンス・インタビュー」では、現代の生活に不可欠なネオジム

磁石を発明された佐川眞人先生にお話を伺っています。私も先生のように、試

して失敗したときにもっとよく考え、新たな方法を試していれば、今ごろ世紀

の大発見を…、ということはそうそうないと思いますが、あれこれ考え試して

みる楽しさを忘れないようにしたいと、あらためて思いました。

 特集では、人間の「知」の不思議と成り立ちに迫ります。皆さまの知的好奇

心を高めるきっかけに、本誌がお役に立てば幸いです。

 

 

 発行日 :2018年3月1日(木)

 定 価 :420円(税込)

 

 定期購読やお得な会員制度など詳細については下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/userguide/book/milsil/index.html

 (友の会)http://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

科博のイベント情報紙「kahaku event」4−5月号発行!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 情報紙「kahaku event」(年6回 A4サイズ 6ページ)は、展覧会や開

催予定のイベントなどについてご紹介しています。国立科学博物館の各施設内

で無料で配布している他、下記ページからもダウンロードすることができます。

ご来館や、イベント参加の計画をたてる際などにご活用ください。

(友の会会員には郵送でお届けします。)

 

 http://www.kahaku.go.jp/event/kahakuevent/

 

  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

★ メール募集中 ★

 

 科博に関する思い出、展示の感想など皆様からのメールをお待ちしておりま

す。(ご感想などについては、このメールマガジンにて紹介させていただくこ

とがあります。なお、お名前は公表しません。)

 

 宛先: magazine@kahaku.go.jp

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 ◆編  集:国立科学博物館 事業推進部 広報・運営戦略課

 ◆発  行:国立科学博物館

       東京都台東区上野公園7−20

 ◆お問合せ:magazine@kahaku.go.jp

 ◆登録解除:ホームページの登録解除フォームに、ご登録いただいたメール

       アドレスをご入力ください。

       http://www.kahaku.go.jp/userguide/mailmagazine/index.html

◆個人情報:当館が取得した個人情報の取扱については、下記URLをご覧下さい。

       http://www.kahaku.go.jp/policy/index.html

  現在、ご登録いただいているメールアドレスは ##e_8## です。