2017-03-29

珍奇なツリフネソウをミャンマーで発見!


・東南アジア最後の生物多様性フロンティア

ミャンマーは南北に長い国土に多種多様な環境が存在し、生物多様性が高いとされている。
左上:チンドウィン川流域に広がる熱帯林。右:チン州ビクトリア山国立公園の標高2,800mの雲霧林。左下:半島部メイの沿岸部に広がる広大なマングローブ林。


ミャンマーの国土は日本の約1.8倍あり、南北に細長く、一国にして多種多様な自然環境が存在します。南はアンダマン海に浮かぶ無数の島からなるメルグイ群島、半島部の沿岸域に広がる広大なマングローブ林から、北は東南アジア最北にして最高峰と言われる標高5,881mのカカボラジ山が雪をいただいてそびえ立ちます。そんな自然環境に恵まれたミャンマーは、生物多様性が極めて高いと推測されていますが、国の情勢などの影響から生物調査には長いこと空白の時間が存在したため、「東南アジア最後の生物多様性フロンティア」と呼ばれています。