2011-12-26

旧石器時代のアジアでの「現代人的行動」の出現に関する国際シンポジウムが開催されました!


もっと人類進化学に迫ってみよう!


 上野本館の地球館地下2階には、ホモ・サピエンスの世界拡散を題材にした常設展があります。このホットニュースを読んだら、是非展示もご覧ください。

 この展示では、アフリカの大地で人類が誕生してからの、約700万年にわたる進化史を紹介しています。ホモ・サピエンスの世界拡散はその最後の5万年ほどの間に起こりましたが、展示場では世界地図を床面に描き、アフリカから始まるこの拡散史を、地図の上でたどれる構成になっています。展示をみながら、遠い昔に私たちの祖先が乗り越えた森林、草原、山、海、永久凍土の大地などを、想像してみてください。

 日本列島の人類史については、日本館2F北翼に常設展があります。こちらも是非ご覧ください。

 また当館人類研究部の研究者が著した以下の書籍も、参考にしてください。ミュージアム・ショップでお求め頂けます。

溝口優司「アフリカで誕生した人類が日本人になるまで」ソフトバンク新書 2011年
篠田謙一「日本人になった祖先たち」NHKブックス 2007年
海部陽介「人類がたどってきた道」NHKブックス 2005年

監修・協力
海部陽介 人類研究部 人類史研究グループ 研究主幹