新人(ホモ・サピエンス)は熱帯で生まれ、やがて徐々に寒冷な気候に適応していきました。しかし、シベリアの厳寒の気候に適応できたのは、わずか2万年ほど前のことです。体温の発散を防ぐために、身体はずんぐりし、手足は短くなりました。顔の凍傷を防ぐために、鼻は低くなり、皮下脂肪が発達して、まぶたは厚く一重になりました。 やがて、6000年ほど前、このような北方アジア人が、シベリアから南下し、中国の大部分に広がっていきました。2300年前頃には、水田稲作の技術とともに、ついに日本列島にやってきました。彼らこそが渡来系弥生人だったのです。