港川人骨が発見されたフィッシャー
昔の人々がどれくらい賢かったかを知るために、頭骨の内側の大きさや形を調べて、脳の発達具合を推測します。600万年間におよぶ人類進化とともに、脳は徐々に大きくなり知能も発達してきました。およそ160万年ほど前に大人の脳容積が900cm3を越えるようになると、赤ん坊の脳が大きくなりすぎて難産になるといけないので、身体は未熟な状態の赤ん坊が産まれるようになりました。だから世話が大変なのです。 人類進化の過程では、脳が大きくなるのと反比例するように、咀嚼器官としての顔が小さく退化してきました。
頭骨構造の進化模式図 原人と現代型新人の頭骨構造の模式的比較(左半分は後ろから見た形、右半分は顎関節付近の断面図)。進化すると、脳頭蓋が大きくなり下顎骨が小さくなるので、側頭部に対して顎関節(下顎頭)の位置が内側に移動します。大型の原人の脳頭蓋は後ろから見た形が七角形です。