
中国北部、蒙古、シベリアなどおよそ北緯40度以北には、後期旧石器時代の石刃技法や細石刃技法を特徴とする旧石器文化が広がっています。日本の旧石器文化は、これら北の旧石器文化が、朝鮮半島やサハリンを経由してもたらされたものです。また、石器の材料となる北海道の黒曜石がサハリンや大陸に運ばれていて、大陸と日本列島を行き交う人々の様子が解明されつつあります。
北海道の白滝・赤石山は、日本有数の黒曜石産地で、推定埋蔵量60億トンともいわれています。黒曜石の産出地を中心として、集落における石材搬出のための分業システムや中継地など、広大な流通ネットワークが存在したことが推測されています。
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石刃核
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵 |
石刃
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵 |
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尖頭器
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵
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削器
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵 |
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掻器
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵 |
石錐
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵 |
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荒屋型彫器
1万7000年前
白滝・幌加沢遺跡出土
札幌大学埋蔵文化財展示室蔵 |
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白い石
「荒屋」型彫器は、北海道の遺跡からごく普通に発見される彫刻刀です。しかし、黒曜石の豊富な白滝でも白っぽい頁岩やメノウを材料としています。黒曜石の例はとても珍しく、なにか決まりごとがあるかのようです。この石器は、北海道の南の人たちから黒曜石と交換して手に入れたものと予想されます。
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