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2万年ほど前、石器の小型化に力を注いできた人類は、細石刃という極めて細く薄い石器を考案します。細石刃は、組み合わせ道具の部品で、骨や角の軸に彫られた溝にカミソリの刃のように埋め込んで使うものです。人類は、この画期的な組合せ道具をたずさえ、ついには北緯72度にまで到達します。小さく薄い細石刃をはがし取る材料となるクサビ形細石刃核(細石刃を剥がす作業面がクサビ形をしている)は、シベリアを越えて、北部中国、朝鮮半島、日本列島、アメリカ大陸北部に分布します。特に、縦割りを繰り返しながら細石刃を量産する技法は「湧別技法」と呼ばれ、シベリア、日本列島に広がりました。
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