ラエトリ足跡
人類の誕生
人類の進化と分布域の拡大(1)
人類の進化と分布域の拡大(2)
人類の進化と分布域の拡大(3)
人類の進化と分布域の拡大(4)
新人の誕生
新人の起源をめぐる2つの仮説
遺伝学的証拠
化石の証拠(1)
化石の証拠(2)
世界中へひろがっていった新人
新人の世界進出
現代人の成立と人種特徴の進化
氷河時代の日本列島
   

ヨーロッパには、30万年ほど前からネアンデルタール人(旧人の一種)が暮らしていましたが、4万年ほど前にクロマニヨン人(新人の一集団)が現れました。「多地域進化説」によると、このクロマニヨン人は、ネアンデルタール人から進化したことになります。しかし1980年代末に、イスラエルの人類化石の年代が新しい手法で測定された結果、西アジアでは、ネアンデルタール人が姿を消す5万年前より早く、およそ10万年前からクロマニヨン人の祖先となる新人が暮らしていたことが判明しました。この発見によって、ヨーロッパでネアンデルタール人からクロマニヨン人への進化が生じた可能性は、ほとんどなくなったのです。


Stringer, C.B. (1990) Scientific American, Decemberを改編。

イスラエルのネアンデルタール人化石:アムッド1号(レプリカ)
5万年前
アムッド(イスラエル)
国立科学博物館蔵
イスラエルの新人化石:カフゼー9号(レプリカ)
10万年前
カフゼー(イスラエル)
国立科学博物館蔵
現代インド人の頭骨(参考のため)
国立科学博物館蔵
     
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