ラエトリ足跡
人類の誕生
人類の進化と分布域の拡大(1)
人類の進化と分布域の拡大(2)
人類の進化と分布域の拡大(3)
人類の進化と分布域の拡大(4)
新人の誕生
新人の起源をめぐる2つの仮説
遺伝学的証拠
化石の証拠(1)
化石の証拠(2)
世界中へひろがっていった新人
新人の世界進出
現代人の成立と人種特徴の進化
氷河時代の日本列島
   

この図は、現代人のミトコンドリアDNAの系統樹です。アフリカ人どうしを結ぶ枝が長いことは、アフリカ人の間でDNAの違いが大きいことを示しています。DNAは、突然変異によって世代ごとに一定の割合で変化していくので、このことからアフリカ人の集団が他の集団より古くから存在していたと推定できます。ここまでの結果は、「アフリカ単一起源説」とも「多地域進化説」とも合います。
さらに、ヒトとチンパンジーが約500万年前に分かれたと仮定して、現代人の共通祖先の年代を推定すると、約20万年前となります。ところが、「多地域進化説」によると、現代人の祖先である原人は100万年以上前にアフリカを出て互いに分かれたはずですから、この結果は「多地域進化説」とは合いません。この結果こそ「アフリカ単一起源説」が支持されるポイントなのです。


Ingman et al. (2000) Nature, 408を改編

     
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