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地球環境と微小藻
過去〜現在
<CO2を石灰岩に変えてきた藻類、円石藻と造礁生物の共生藻>

現世の円石藻
円石藻は現世にも生息して いますが、中生代、ジュラ紀後期から白亜紀にかけて(1.5億年前から6500万年前)、最も繁栄した植物プランクトンです。 細胞をおおっている円盤状の殻は炭酸カルシウムでできていて、海底に沈んで、化石として堆積します。これまでに膨大な量のCO2(二酸化炭素)を炭酸カルシウムとして固定してきました。

白い壁と円石藻の化石
イギリス南東部に見られる「白い崖」は、海底が隆起してできたものです。これは円石藻の化石です。円石藻は地球の炭素循環に重要な役割を果たしてきたと考えられています。

造礁生物と共生藻
温暖な海域に生息する珊瑚や炭酸カルシウムの殻をもつ有孔虫は、美しい珊瑚礁や砂浜を形成する造礁生物です。光合成を行う共生藻の力を借りて、はるか昔から現在に至るまで、CO2を石灰岩に変えて「陸地」を作り続けてきた生物なのです。
過去現在


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