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海生無脊椎動物研究グループ
 たにふじ ごろう
谷藤 吾朗研究員
細胞内共生がもたらす進化

研究員に聞いてみました

国際学会(The 13th International Colloquium on Endocytobiology and Symbiosis)にて質疑応答中の様子。

1)専門は何ですか
ゲノム情報を主とした進化学です。単細胞の真核生物(原生生物)を扱うことが多いですが、ゲノム比較は動物や植物、細菌ともします。どんな生物間でも直接比較できるのが比較ゲノム学の強みです。
2)これから取り組んでみたい研究は
紹介した細胞内共生だけでなく、寄生関係などの幅広い生物間相互作用やゲノム構造の進化に関する研究も行っています。今後も新しい興味が生まれたときは臆せず挑戦していくつもりです。
3)やりがいを感じるのはどのような時ですか
自分の論文が他の人の論文に引用されると、自分の研究が少しは知の体系に組み込まれた気がします。
4)研究する上で一番大事だと思うことは何ですか
高度に専門化した現代生物学ではいろいろな人と協力して研究を行う場面が増えています。コミュニケーション能力が意外と重要だと思っています。
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