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海生無脊椎動物研究グループ
はせがわ かずのり
長谷川 和範研究主幹
海外の博物館で貝の標本調査

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか?
巻貝類の系統分類学です。特に成熟しても数ミリ以下のいわゆる微小貝と、日本周辺の深海にすむ種について重点的に研究を行っています。
2)研究者になろうと思ったきっかけは何ですか?
子供の頃から貝が大好きで、将来は貝の研究者になることしか考えていませんでした。でも、大学を卒業してからはアメリカの大学や日本の製薬会社でニワトリやミミズの生理の研究をするなど紆余曲折もあり、結局は一番好きだった貝の研究に戻ってきました。
3)最近の研究活動で、最も興味深かった出来事は何ですか?
海外の博物館で多くのタイプ標本を調べたこと。それまでは文献の中の不鮮明な図や文章の記述でしか知らなかった標本の実物を見て、疑問だった多くのことが明らかになっていく痛快感を味わいました。
4)研究者になりたい方に一言アドバイスを!
生物学に関しては、アイデアもさることながらどれだけ手を動かしたか、が重要です。時には寝食を忘れるほどの熱意が必要だと思います。
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