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科学技術史グループ
 くつな   たかひこ
沓名 貴彦研究主幹
戦国大名の室内空間を
出土遺物から再現する

研究員に聞いてみました
1)自身の研究内容と社会、一般との接点は
歴史上、技術は社会経済に大きな影響を与えています。私が調べている非鉄金属技術の歴史が、日本の歴史に影響を与えた一端を解明することにより、社会に多少なりとも役に立てるのではと考えています。
2)研究する上での苦労や悩みなどはありますか
私の調査対象は、日本各地の出土遺物が中心です。そのため、各地の教育委員会や埋蔵文化財センターの皆さんに、多大な迷惑をかけていることが悩みです。その上重要な遺物は指定文化財となっていることが多く、調査が難しいことも大きな悩みです。
3)研究者になるために一番大事だと思うことは何ですか
コツコツと研究と発表を続けること、研究者となることをあきらめないことです。
4)今の職業に就いていなければ何をしていると思いますか
科博の前は、県立博物館の学芸員でした。その前には、化学会社で研究開発を行っていました。文化財と関連する技術を研究したいという一念発起がなければ、会社員を続けていたと思います。
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