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科学技術史グループ (兼)産業技術史資料情報センター
 くつな   たかひこ
沓名 貴彦研究員
材料から科学技術の歴史を解明する

研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか?
材料を中心とする科学技術史です。また人間が生み出した様々なモノを、未来に伝えるための研究もしています。
2)研究者になろうと思ったきっかけは何ですか?
歴史や芸術に興味があり、国宝などの作品がどの様に作られて現在に伝わったのかを知りたいと思ったことです。
3)最近の研究活動で、最も興味深かった出来事は何ですか?
最近、銅と亜鉛の合金「真鍮」が、平安時代に利用されていたことがわかりました。正倉院には真鍮製の金工品が伝っていますが、江戸時代に普及するまでのことがよくわかっていません。真鍮やその材料である亜鉛は、どのように生み出されて日本へもたらされたのでしょうか。
4)研究者になりたい方に一言アドバイスを!
世界はわからないことにあふれています。わからないことを楽しみ、興味を持ったことをあきらめずに続けることが、重要と思います。
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