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陸上植物研究グループ
えびはら  あつし
海老原 淳研究主幹
シダ植物の新しい分類体系
“PPG”の構築

 PPG A community-derived classification for extant lycophytes and ferns
研究員に聞いてみました
1)専門は何ですか
植物分類学、特にシダ植物を研究対象にしていますが、研究基盤としての生物多様性情報の整備に高い関心を持っています。
2)自身の研究内容と社会、一般との接点は
生物の系統や種分化の歴史をひもとく研究は、その成果を生物の分類(名前)に適切に反映させることによって、広く社会に浸透していくという信念を持って研究しています。
3)研究する上での苦労や悩みなどはありますか
学会の運営に関する仕事や館内の事務的書類の処理、標本閲覧のための来客への対応などで、自身の研究にたどり着く前に暮れてしまった日は、後悔の念に駆られます。
4)研究する上で一番大事だと思うことは何ですか
分類学の研究者は、生き物を目の当たりにすると本能的に採集してしまうきらいがあります。しかし、採集した生物を標本として作製・保管するためには、多大なコストとスペースが必要です。どんなコレクションが既に存在して、何が今足りないのか、冷静なデータ分析に基づいた調査・収集を心がけたいものです。
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