岩 に 隠 れ る



イシマテガイLithophaga curta イシマテガイは外套膜から酸性物質を分泌し、石灰分の多い岩を溶かして穴をあける。(撮影:楚山 勇)

   岩のすきまやくぼみに隠れる生き物は多いが、さらに自分で岩に穴を掘ってその中にすむ生き物もいる。二枚貝のなかまのニオガイやカモメガイは砂岩などやわらかい岩に穴をあけてすむ。ニオガイやカモメガイはやすりのようなぎざぎざのある貝殻を回 転させて岩を削り穴を掘っていく。同じ二枚貝のなかまのイシマテガイも岩に穴を掘るが、穴の掘りかたはニオガイなどとは異なっている。イシマテガイは石灰分の多い岩を好み、酸を分泌して石灰分を溶かして岩に孔を掘るのである。二枚貝類のほかにも星虫類や蔓脚類などに穴を掘る種がみられる。またこれらの生き物のあけた穴は、その生き物の死後、さままざまな生き物のすみかとして利用される。

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