岡村金太郎海藻画廊
「日本海藻誌」(内田老鶴圃)巻頭ページより転載
岡村金太郎は、日本海藻学の開拓者として明治から昭和初期にかけて活躍した藻類学者である。 1867年(慶応3年)4月2日に江戸芝光町(東京都港区新橋1丁目)で誕生した。 1889年(明治22年)に東京大学理学部植物学科卒業、同大学大学院に入学後、矢田部良吉のもとで藻類学を開始した。以来、主に農林省水産講習所(現東京水産大学)に勤務しながら、1935年(昭和10年)8月21日に69歳で没するまでの間に約250編の研究成果を発表した(黒沼1985)。
 数多くの著作の中でもとりわけ重要なものは、「日本海藻図説」1〜6冊(1900-1902)と「日本海藻図譜」1〜7巻(1906-1942)である。これは、日本に産する海藻各種について和文と英文の記載とともに、正確で美しい図解(海藻画)を載せた大著で、多くの新種を含んでいる。国立科学博物館にはこの「日本海藻図説」や「日本海藻図譜」に使用された原図の一部が保管されている。ここでは、そのなかから48点を選んで紹介する。
1933年に北海道帝國大學理學部植物學教室を訪れた岡村金太郎(左)。右は山田幸男教授。(上下とも同教室より許可を得て借用)

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The World of Okamura Kintaro
岡村金太郎博士67歳の頃