写真をクリックすると大きくなります。
 色・形・大きさ
単子のう体型。柄があり、高さが約0.8ミリまで。 子のうは、球形で、下部がへそ状にへこみ、白色、直径が約0.6ミリまで。柄は、黒色。

 発生の様子















落葉やわらなどの上に群生。

 くわしい特徴
子のう壁は、膜状、褐色と淡色のまだら模様があり、白色の石灰の星形結晶(写真1)におおわれる。軸柱(写真2)は、ほぼ球形で、褐色、ときに白色の石灰におおわれる。 細毛体は、糸状で、無色。

 胞子
黒色。 まだらで細かいいぼがあり、直径が8〜11ミクロン。

 変形体・未熟子実体
変形体は、紫色がかった灰色。未熟子実体は、柄が黒く、子のうが淡い肌色(写真3)。

 分布
世界に広く分布。

 日本の分布(件)    愛知
 0 
 香川
 2 
 北海道
1 
 埼玉
 28 
 滋賀
 0 
 徳島
 2 
 青森
0 
 東京
 1 
 三重
 0 
 愛媛
 2 
 秋田
  0 
 千葉
 0 
 京都
 0 
 高知
 61 
 岩手
2 
 神奈川
 1 
 奈良
 0 
 山口
 0 
 山形
 6 
 山梨
 5 
 和歌山
 2 
 福岡
 0 
 宮城
0 
 長野
 3 
 大阪
  0 
 大分
 0 
 新潟
0 
 富山
 0 
 兵庫
 0 
 宮崎
  0 
 福島
 0 
 石川
 0 
 鳥取
 0 
 熊本
 0 
 栃木
66 
 福井
1 
 岡山
 0 
 長崎
 0 
 群馬
 0 
 岐阜
 0 
 島根
 0 
 鹿児島
 0 
 茨城
 15 
 静岡
 0 
 広島
 0 
  沖縄
 0 

 季節
春〜秋。

 仲間たち
カタホコリ(写真4)は、子のうがやや大形で、その下部が深くへそ状にへこんでいるために短い柄が見えないことが多い。ヒメカタホコリ(写真5)は、長い柄を持つ。シロエノカタホコリ(写真6)は、白い石灰質の柄を持つ。