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 色・形・大きさ
単子のう体型。柄があり、高さ5ミリまで。子のうは、円盤形で、しばしば上面 と下面がくぼみ、赤褐色〜暗褐色、直径が0.7ミリまで。柄は、赤褐色〜暗褐色。
 発生の様子













針葉樹の腐った木の上に群生。ときに広葉樹の腐った木にも発生する。

 くわしい特徴
扇風機の頭のような壁網を持つ(写真1)。壁網の助は、40〜50本が子のうの基部から出る。助は細い連結糸で結ばれている。

 胞子
赤褐色〜暗褐色。細かいいぼ状の突起があり、直径が5〜7ミクロン。 しばしば壁小粒が付着している。

 変形体・未熟子実体
紫色がかった黒色(写真2)。

 分布
世界に広く分布。

 日本の分布(件)    愛知
 0 
 香川
 6 
 北海道
 13 
 埼玉
 18 
 滋賀
 0 
 徳島
 7 
 青森
3 
 東京
 99 
 三重
 0 
 愛媛
 7 
 秋田
  0 
 千葉
 4 
 京都
 0 
 高知
 103 
 岩手
 4 
 神奈川
 58 
 奈良
 3 
 山口
 0 
 山形
 0 
 山梨
 4 
 和歌山
 59 
 福岡
 0 
 宮城
 9 
 長野
 5 
 大阪
  0 
 大分
 0 
 新潟
 4 
 富山
 1 
 兵庫
 78 
 宮崎
  2 
 福島
 2 
 石川
 0 
 鳥取
 0 
 熊本
 0 
 栃木
 43 
 福井
 30 
 岡山
 4 
 長崎
 0 
 群馬
 7 
 岐阜
 2 
 島根
 0 
 鹿児島
 55 
 茨城
 3 
 静岡
 8 
 広島
 43 
  沖縄
 0 
 季節
春〜秋、とくに夏。

 仲間たち
フシアミホコリ(写真3)は、黄褐色で高さが約3.5ミリまで。ヒメアミホコリ(写真4)は、高さが約1ミリまでで杯状体が深くて褐色。

 付記
助を作る仲間を、クモノスホコリ属Dictydiumとしてアミホコリ属Cribrariaと別属で扱うばあいもある。