微細藻類のHABs

7. その他の着色現象

湖沼では春と秋に珪藻が大量に発生します。珪藻は動物プランクトンや植食性の魚にとって良い餌となるため、生態系における悪影響はほとんどありません。また、珪藻は茶色のため、大量に発生して、水が茶色に変色しても、一般の人は土による濁りと区別がつかないため、景観上の問題は発生しません。

ただ、大量に発生した場合は、磯臭さがするときがあり、また底に堆積することで低酸素を引き起こし、青潮の原因となります。