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ハクテンヨロイゴケ
絶滅危惧 II 類
カブトゴケ科
Pseudocyphellaria argyracea (Del.) Vainio
暖帯林内の樹皮や枝に着生する大形の葉状地衣類。地衣体は径30cm以上になる。地衣体表面は灰褐色、裂片の周辺部に白色の擬盃点と黒色の粉子器をつける。裏面は淡色−淡褐色でトメンタはない。共生藻は藍藻。本種は熱帯−亜熱帯に広く分布するが、日本では九州南部および小笠原から報告されているだけである。このうち九州の産地については現在生育を確認できない。カブトゴケ属やキンブチゴケ属は自然林内に生育の本拠があるので、森林が伐採されると短期間に絶滅すると考えられる。
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ハクテンヨロイゴケの分布図 |
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