カニメゴケ 準絶滅危惧 ピンゴケ科 Acroscyphus sphaeropharoides Lev. 高山のハイマツ帯の岩上に生育するが国内の産地は少ない。地衣体は樹枝状、枝は円柱状で径1-2mm。球形の子のう果は枝の膨張した部分に埋没して、カニの目玉のように見えるのでこの和名がつけられた。成熟した胞子は子器の上に裸出し、風に乗って飛び散る。日本の他、ヒマラヤ、メキシコ、ペル−に分布し、広い意味での環太平洋分布を示す珍しい地衣である。 カニメゴケの分布図