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1.微化石とは
2.いろいろな微化石
水中の昆虫 ― 珪藻 ―
太古からの化石 ― 放散虫 ―
有孔虫
ハプト藻
花粉
コノドント
渦鞭毛藻
貝形虫
3.プランクトンの世界
プランクトンの世界
プランクトンから微化石へ
4.微化石になる生物の形の進化
放散虫の進化系列
5.示準化石と示相化石
6.地理的分布
7.ヘッケル・エーレンベルグ計画
8.微古生物リファレンスセンターと
ハーバリウム
9.微化石を観察しよう
高解像度・3D高解像度微化石
10. 微化石で遊ぼう
11.もっと知りたい人のために
図書の案内
協力者
プランクトンから微化石へ
プランクトンにおいても,大形の動物プランクトンの大部分は化石として残ることがほとんどない. 微化石として多産するのは鉱物(無機)質の殻(外骨格)または内骨格をもつ原生動物の仲間である. 原生動物の仲間にはこのようなバイオミネラリゼーション(生体鉱物化作用)によって ,体内に珪酸質や炭酸カルシウムを蓄積させる生物が多くいる.たとえば,珪酸質の殻をもつ珪藻, 珪酸質の内骨格をもつ放散虫,炭酸カルシウムの殻をもつ有孔虫, 炭酸カルシウムの鱗片をもつハプト藻類などである. ベントスの仲間にも微化石として有名なものがある.主として熱帯〜亜熱帯の海藻の表面などに付着して生活している 底生有孔虫の仲間である. 厚い炭酸カルシウムでできた殻は死んでもなかなか溶けず,星砂として,海岸に堆積することすらある. また,珪藻はベントスである付着性珪藻としても生活していて,死後に河川や波などによって運搬され, 湖底や海底にプランクトンに混ざって堆積する.
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中心類珪藻
羽状類珪藻
その他の微化石になるプランクトン
有孔虫