芯の仕組み  
   
 
   ロウソクの芯は主に綿糸で三つ編み芯状になっています。これは燃焼時、芯が外側にねじれ(曲がり)、焔の外側近くにいくようにするためです。こうすると酸素の補給が大きくなり、完全燃焼してススや糸くず等の燃えかすが出なくなります。三つ編み芯は画期的な発明品だったのです。
   


 
 ロウソクが燃える原理  
   
 
   ロウソクの芯以外の部分に火を近づけても、燃焼しません。芯の部分に着火するまでにも少し時間がかかります。これは、芯にもみ込んだ固体ロウが溶けて液体となり、さらに蒸気(気体)になって初めて燃焼が始まるからです。芯の周囲のロウは溶けて液体となり、この液体が芯に上昇して燃焼を続けます。燃焼焔は放射状の直進光で、光(あかり)として周囲を照らします。
   
 




   ●準備するもの  
   
 
 ・ロウ(市販のペレット状のロウ、または15号か20号のロウソクと芯(綿糸)材料)
 ・ロウソクの芯材料(ロウソクに使用されていた糸を再利用する)
 ・湯せん用容器(内なべと外なべ)
 ・紙コップ、またはプラスチック製コップ(キャンドルの型材となる)
 ・竹串、割りばし、または小型のコップにヘアピン
 ・手袋、または熱いものを持てるもの
 ・カッター、またはハサミ
 ・着色剤(クレヨン等)
 ・オイル(サラダオイル等)とオイル塗布用の布
 ・冷やすための器
 ・新聞紙
 ・ガムテープ
 ・エプロン


 ●製作の手順
 
1、
ロウ、またはロウソクを湯せんで溶かす。ロウソクの場合は、芯を取り出してからロウにクレヨン等で色をつける。(図1〜図4)
2、
型用のコップには、内側にオイルを塗っておく。(図5)
3、
コップの底の中心に穴を開け芯を通しガムテープで固定したら、芯を割りばしにはさんで縛り、動かないようにしっかり止める。(図6)
4、
湯せんで溶かしておいたロウ(約80℃)をコップに注入する。(図7)
5、
ロウを注入したコップを冷やし器に入れ、動かないようにおもりを載せる。
6、
1〜1.5時間冷やす。(図8)
7、
ロウが固まり、紙コップとロウとの間に隙間ができたら冷やし器から取り出す。
8、
コップをカッターかはさみで切り取り、キャンドルの底の面をきれいにして完成。(図9)
 
   


 
  製作実習にあたっての注意事項
 
1、 芯として新しい糸(タコ糸など)使用する場合は、あらかじめ溶けたロウに芯を浸して、ロウをしみ込ませておく。
2、
火の取り扱いに注意する。
3、
床の上にロウが落ちることがあるので、シート(新聞紙等)を敷く。
4、
衣類にもロウが付くことがあるので、エプロンか白衣を着用する。
5、
ロウが完全に固まってから取り出さないと、型くずれして失敗する。