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■ 展示ストーリーの紹介

 本企画展は、ファーブル『昆虫記』刊行100年を記念したものですが、ファーブルとその業績の紹介よりも、むしろ主眼は『昆虫記』後の100年間になされた昆虫学並びにその関連分野の研究の進展と現状を概観することにあります。
 そのため、本企画展の展示ストーリーは、下記の構成としています。また5つの開催館では、独自の展示として、それぞれの地域トピックスを取り上げた地域展示を同時に開催します。

昆虫記の世界…『昆虫記』に描かれた実験の様子を楽しく紹介

スカラベやオオクジャクガなど、『昆虫記』の主役ともいえる昆虫たちの観察エピソードを飛び出す絵本風のグラフィックにより展開します。また、『昆虫記』に登場する南仏の昆虫たちを、豊富な標本資料を中心に紹介していきます。

ファーブルの時代と日本…ファーブルの生涯とともに、彼を受け入れた日本の特性を紹介

南仏の自然や文化、歴史的背景やファーブルの生涯を紹介します。加えて、日本の自然や文化的土壌、昆虫への 関心の度合いなどの紹介を通じて、「なぜ、日本でこれほどまでにファーブルが受け入れられたのか」という謎に迫ります。また、日本で活発に行われているアマチュア昆虫愛好家による活動などについても紹介していきます。

100年後の昆虫記…『昆虫記』から100年たった、現在の昆虫学を概観

日本の昆虫研究最前線について、昆虫を利用した研究や実際の製品等を紹介を通じた昆虫学の応用研究とハチ学を中心とした基礎研究の成果を紹介します。「くらしに役立つ昆虫学」では、養蚕、養蜂等の伝統産業の歴史と最新の成果をはじめ、ものづくりや医療に利用される昆虫、昆虫ロボットを紹介します。また、「面白い昆虫学」では、日本が世界に誇るハチ学について、最新の研究動向と共に日本のファーブル(岩田氏、常木氏、坂上氏)の研究をとりあげ、ファーブルとの研究方法の比較等のほか、ボルネオの林冠プロジェクトの紹介をします。

エピローグ…本展示のメッセージ性を高める「ふりかえり」の場

来館者一人ひとりが、「ファーブルにまなぶ」展の感想やファーブルへのメッセージなどを自由に記入し、掲示できる場を設けることで、本展示のエピローグとします。

地域展示

開催館独自の展示として、それぞれの地域トピックスを取り上げた展示を同時に開催します。

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