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世界遺産ナスカ展 国立科学博物館
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第2部 地上絵の謎  
1・・・地上絵はなぜ描かれたのか?  
 
 
 ペルー南海岸の砂漠地帯に800 平方キロメートルもの広さにわたって描かれている巨大な地上絵は、1930 年代にアンデスを越えて飛んだパイロットたちが発見して以来、だれにも解けない人類史上最大の謎とされていました。パルパと呼ばれる砂漠には、ハチドリ、キツネ、コンドル、フクロウの目をした身長30 メートルの人物や、渦巻き、三角形、台形と、総延長1500 キロメートルに及ぶ無数の直線が、縦横に走り交差しています。
 この巨大な絵とラインを作った目的はいまだに完全には解明されていません。手がかりとなる人間活動の痕跡がほとんど残っていないため、巨大な謎は多くの人々の挑戦を退けてきました。しかし、科学的な調査は徐々にその全貌を明らかにしつつあります。
 ここでは、地上絵の模型、実際のナスカの石で作ったジオラマ、地上絵に描かれているモチーフと同じ動植物が描かれた土器などを紹介します。
ハチドリの地上絵  撮影:義井豊
      サルの地上絵  撮影:義井豊
手の地上絵  撮影:義井豊
 
 
 
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