テレビゲームとデジタル科学館
世界初!実空間RPG「ユビキタス・ゲーミング」でデジモンと旅をしよう!
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特別名誉博士ピポサル
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展覧会の見どころ
特別名誉博士ピポサル
特別名誉博士ピポサル
特別名誉博士の“ピポサル”がみんなを「テレビゲームとデジタル科学展」に案内しよう。会場は8つのゾーンで構成され、テレビゲームの誕生からこれまでの歴史、そして“未来予想図”まで、幅広く紹介しているよ。さあ、ゲームの世界に行こう!
各zoneをクリックしてみよう。
zone1 ゲーム機はコンピュータなんだ!
zone2 テレビゲーム初めて物語
zone3 テレビゲームを大解剖!
zone4,5 あのテレビゲームが今ここにある!
zone6 テレビゲームと社会への影響
zone7 エンターテインメント・ラボへようこそ
zone8 パートナーズフィールド
zone9 テレビゲームのフロンティア
zone1 ゲーム機はコンピュータなんだ!
家庭や会社などで使っているパソコン。これがどのように生まれたかをまず考えよう。科学者は、いかに高速に計算し、且つ小型のコンピュータを製作することを研究していました。1939年、アイオワ州立大学でジョン・ビンセント・アタナソフとクリフォード・E・ベリーの2人の研究者によって最初の試作機(アタナソフ&ベリー・コンピュータ/ABC)が完成しました。ABCマシンの完成機は、1942年までに実現する計画でしたが、第2次世界大戦により幻となってしまいます。

戦後、コンピュータ《ENIAC》が誕生しました。この《ENIAC》は、長さが約50mに及ぶ巨大なものでした。《ENIAC》は発明した科学者さえ、使いこなすことがたいへんだったといわれています。このコンピュータが、現在のパソコンのように小型化されるには、このあと様々な技術革新を経なければなりませんでした。1971年、複数の集積回路を組み合わせ、複雑な計算や命令を同時にできる「マイクロプロセッサ」の開発により飛躍的に発展します。1975年、インテル社製8080を使った《オルティア8800》は、世界初のパーソナルコンピュータ(PC)といわれています。以後、10年間、急速に発達し続け、1970年代後期、今日のPCの基本形ができあがりました。
ENIAC(パーツ) ミシガン大学蔵
ENIACは『世界初の電子計算機』で真空管18,000本を使った非常に大きな機械であり全長は約45メートル、重さは30トンもある。
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zone2 テレビゲーム初めて物語
コンピュータの開発と同じころ、テレビゲームも発明されることになります。しかし、それは偶然の産物といってもいいかもしれません。アメリカ・ブルックヘイブン国立研究所のウィリー・ヒギンボーサム博士は、毎年行われる研究成果の見学会の展示があまりにも退屈だったため、見学者に機械をさわらせてテニスゲームをする参加体験型の展示を試みます。博士の遊び心から実現した『Tennis for Two(2人でテニスを)』と題されたこの展示が、後のテレビゲームの始まりでした。

やがて、マサチューセッツ工科大学のスティーブン・ラッセルはコンピュータを使っておもしろいことができないかと考え始めます。当時、彼が好きだったSF小説からテレビゲーム宇宙戦争《スペース・ウォー》が製作されました。しかし、これはまだ、学生や研究者の間でプログラム遊びのひとつとして楽しまれるに過ぎないものでした。1971年、《スペース・ウォー》にも触れていたノラン・ブッシュネルは、アルバイトをしていた遊園地の発想を結びつけ、商業用テレビゲーム《コンピュータ・スペース》を開発します。世界初のアーケード・テレビゲームの誕生です。さらに同機を改良し、シンプルで安価にしたゲーム機《PONG》を販売し、空前の大ヒットをとばすことになります。その直後、世界初の家庭用テレビゲームとして登場した《Odyssey》は複数のゲームが楽しめる画期的なものとして子どもから大人まで幅広く人気を得ました。
コンピュータ・スペース 個人蔵
後にAtari社を設立するノラン・ブッシュネルが、スペースウォーをもとに開発した、世界初の商品化されたテレビゲーム(アーケードゲーム。操作が難しいこともあって販売台数は2000台程度にとどまった)
PONG(プロトタイプ)アル・アルコーン氏蔵
量産化する前に、製作された試作機。地元の酒場に持ち込んだところ大好評を博した。
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zone3 テレビゲームを大解剖!
科学者のちょっとした遊び心から生まれたテレビゲーム。楽しさがいっぱい詰まったこの魔法の箱は、当時のデジタルテクノロジーの粋がいっぱい詰まっていました。さまざまなテレビゲームのハードとソフトが華々しく開発されていく様子を体感していただく前に、ゲーム機の中身や、ソフトづくりの基礎知識を分かりやすく紹介します。

みなさんが、ゲームのスタートボタンを押すと、何色もの色で画面が表示され、クリアな音が流れ、ゲームがスタートします。最初に「テレビの画面を使って遊ぼう」と考えた時は、モニター上に発光する粗いドットを基本とした単純なグラフィックスに過ぎませんでした。このドットを使っておもしろい絵や動きを考え始めたことこそが、現在の高度に発展したゲーム画面づくりの原点です。このゾーンでは、初期のゲームクリエイター達が、いかにおもしろいゲーム画面を作ろうとしていたかを追います。また、「プレイステーション 2」(協力;株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)の内部構造やソフトの制作プロセスについてもわかりやすく紹介!毎日のように触れているゲーム機でもその中身をなかなか見るチャンスはありません。テレビゲーム機が高度に完成されたコンピュータであることがわかるでしょう。
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